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概要:午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準から横ばいの139円半ばで推移している。日中は新たな手掛かりに欠け、主要通貨は小動きだった。市場では、前日の米連邦準備理事会(FRB)幹部の発言に温度差が見られるとして、戸惑いの声も上がっていた。
[東京 17日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準から横ばいの139円半ばで推移している。日中は新たな手掛かりに欠け、主要通貨は小動きだった。市場では、前日の米連邦準備理事会(FRB)幹部の発言に温度差が見られるとして、戸惑いの声も上がっていた。
11月17日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準から横ばいの139円半ばで推移している。
ドルは139円台で売買が交錯。前日海外市場でつけた高値と安値を抜けることなく、狭いレンジ内で推移した。目立った手がかりがなく、取引量も少なめだったという。
やや動きがあったのは豪ドル。対米ドルで0.67ドル半ばから0.66ドル後半へ、対円でも94円前半から93円半ばへ下落した。10月就業者数は予想を上回ったものの、9月分は下方修正されたことなどから「12月に0.25%の利上げが行われるとの見方は変わらない」(外銀)として、利上げ加速期待が剥落した形となった。
前日の米債券市場では、10年債利回りが3.69%台と10月5日以来の水準へ低下した一方、2年債の高止まりが続き、両者の利回り格差は2000年以来、22年ぶり水準へ拡大した。
長短金利差の拡大は外為市場でドルが売られる一因となったものの、FRB幹部の発言には温度差があったとの指摘が相次いだ。16日、ウォラー理事は利上げペース減速を「より快適」に感じているとしたが、サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、来年初までに政策金利を4.75─5.25%に引き上げることが妥当だと指摘した。
きょうはアトランタ地区連銀のボスティック総裁、FRBのボウマン理事、クリーブランド地区連銀のメスター総裁、ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁らの発言機会が予定されている。「FRB内で引き締めに対する考え方に温度差があるようだ。足並みを揃えて市場を誘導する可能性は、しばらく低いのではないか」(外銀)という。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 139.42/44 1.0378/82 144.72/76
午前9時現在 139.32/34 1.0392/96 144.79/83
NY午後5時 139.55/56 1.0392/96 145.01/05
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