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ブラジルＧＤＰ、第3四半期は予想以上に伸び鈍化 金利上昇響く
概要：[ブラジリア １日 ロイター] - ブラジル地理統計院（ＩＢＧＥ）が１日発表した第３・四半期国内総生産（ＧＤＰ）は前期比０．４％増と、ロイターがまとめたエコノミスト予想の０．７％増を下回った。金利上昇
[ブラジリア １日 ロイター] - ブラジル地理統計院（ＩＢＧＥ）が１日発表した第３・四半期国内総生産（ＧＤＰ）は前期比０．４％増と、ロイターがまとめたエコノミスト予想の０．７％増を下回った。金利上昇が家計支出を圧迫した。
エコノミストは、ルラ次期大統領が大規模な財政出動を実施した場合、ブラジル中央銀行は予想通りに利下げしない可能性があると警告する。
パンテオン・マクロエコノミクスのエコノミスト、アンドレス・アバディア氏はリサーチノートで「２０２３年のリスクバランスは、主に政局と財政見通し悪化により下向きで、金利はさらに長期間、高止まりする可能性がある」と述べた。
家計消費はわずか１％増で、前期の２．１％から伸びが鈍化した。固定投資は２．８％増加。選挙期間中の支出拡大で政府支出は１．３％増となった。
生産面ではサトウキビの収穫が遅れたため農産物が０．９％減少した。工業生産は０．８％増、比重が大きいサービスは１．１％増だった。
キャピタル・エコノミクスの新興国市場チーフエコノミスト、ウィリアム・ジャクソン氏は「今日の数字が示す明確なメッセージは、経済の勢いが失われつつあることだ」と指摘。世界的な見通し悪化と高水準の金利を背景に第４・四半期はさらに弱まると予想した。
ＧＤＰは前年比では３．６％増加。エコノミスト予想は３．７％増だった。
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