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概要:[ソウル 2日 ロイター] - 韓国統計局が2日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.0%上昇し、伸び率は今年4月以来の低さとなった。市場予想の5.1%もやや下回った。 10月の上
[ソウル 2日 ロイター] - 韓国統計局が2日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.0%上昇し、伸び率は今年4月以来の低さとなった。市場予想の5.1%もやや下回った。
10月の上昇率は5.7%だった。韓国のCPI上昇率は今年7月に24年ぶり高水準の6.3%を記録したが、その後はエネルギー価格の伸び鈍化や景気減速を背景に低下している。
11月のCPIは前月比では0.1%下落。10月は0.3%上昇していた。
変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIは前年比4.3%上昇と、10月の4.2%から伸びが加速。2008年12月以来の高い伸びとなり、基調的なインフレが高止まりしていることを示した。
韓国銀行(中央銀行)は、インフレ動向を話し合う幹部会合後に声明を発表し、国内のインフレ率は来年初めまで5%前後で推移するとの見通しを示した。
11月のCPIについては予想通りだったとした一方、今後の見通しは上下双方向で依然として不透明感が強いと指摘した。
韓国中銀の李昌ヨン総裁は11月30日、必要に応じて政策の引き締めペースを再調整する用意があると述べた。同中銀は昨年8月以降、政策金利を計275ベーシスポイント(bp)引き上げている。
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