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概要:■もみ合い、米政策金利上昇予想でユーロ買い縮小今週のユーロ・ドルはもみ合い。 アイルランド中央銀行総裁が、12月理事会での0.75ポイント利上げの可能性を排除しなかったため、ユーロ買いになった。 その
■もみ合い、米政策金利上昇予想でユーロ買い縮小
今週のユーロ・ドルはもみ合い。
アイルランド中央銀行総裁が、12月理事会での0.75ポイント利上げの可能性を排除しなかったため、ユーロ買いになった。
その後、米国は2023年も利上げを継続し、政策金利は想定以上の水準まで上昇する可能性があるとの見方が浮上したことから、リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りは縮小した。
取引レンジ:1.0443ドル-1.0595ドル
■上げ渋りか、ECB利上げ予想も域内経済の不透明感強まる
来週のユーロ・ドルは上げ渋りか。
12月13-14日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅は縮小も、金融引き締め長期化の思惑が広がっている。
利上げ幅は0.5ポイントとなる見込みだが、15日の欧州中銀(ECB)理事会でユーロ圏経済に配慮して利上げ幅が0.50ポイントの場合、リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りは縮小する可能性がある。
予想レンジ:1.0400ドル−1.0700ドル
■堅調推移、日欧金利差拡大を想定してユーロ買い強まる
今週のユーロ・円は堅調推移。
欧州中央銀行(ECB)の大幅利上げ継続観測が残る一方、日本銀行の金融緩和維持の姿勢は変わらず、日欧の金利差拡大観測によるユーロ買い・円売りが優勢になった。
中国がゼロコロナ政策の緩和を発表したことも好感されたようだ。
取引レンジ:141円38銭−144円58銭。
■もみ合いか、ECBによる追加利上げは織り込み済み
来週のユーロ・円はもみ合いか。
欧州中央銀行(ECB)理事会は0.50ポイントの利上げを決定する公算だが、米国も0.50ポイントの追加利上げが予想されており、ユーロは買いづらい展開となりそうだ。
ただ、日欧金利差の拡大を意識してユーロは対円で底堅い動きを維持する可能性がある。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・15日:欧州中央銀行理事会(0.5ポイント利上げ見通し)
・16日:S&Pグローバル12月製造業PMI(11月:47.1)
予想レンジ:142円00銭−146円00銭
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