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概要:オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)が20日公表した12月理事会の議事要旨によると、中銀はこれまでの積極的な引き締めの効果が表れるのに時間がかかるほか、不透明な環境では慎重な対応に利点があることを踏まえ、政策金利の据え置きを検討した。
オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)が20日公表した12月理事会の議事要旨によると、中銀はこれまでの積極的な引き締めの効果が表れるのに時間がかかるほか、不透明な環境では慎重な対応に利点があることを踏まえ、政策金利の据え置きを検討した。写真は2017年2月、シドニーで撮影(2022年 ロイター/Steven Saphore)
[シドニー 20日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)が20日公表した12月理事会の議事要旨によると、中銀はこれまでの積極的な引き締めの効果が表れるのに時間がかかるほか、不透明な環境では慎重な対応に利点があることを踏まえ、政策金利の据え置きを検討した。
理事会では50ベーシスポイント(bp)もしくは25bpの利上げ、金利据え置きの3つの選択肢を検討したが、25bp利上げを支持する意見が優勢だった。
今年5月の引き締め開始以降、中銀が利上げ停止を検討したのは今回が初めて。政策金利は既に計300bp引き上げられ、10年ぶり高水準の3.1%に達しているが、利上げの影響の大部分はまだ住宅ローン返済に現れていない。
中銀は特に、世界経済の先行きが悪化する中でインフレと労働市場の見通しにかなりの不透明感があると指摘。「この不透明感を認識し、メンバーは2023年の会合でもキャッシュレートについてさまざまな選択肢を検討する可能性に言及した」としている。
その上で「必要であればより大幅な利上げに戻すことを排除しない。反対に、景気の状況やインフレ見通しを評価する間、金利を一定期間据え置く用意もある」とした。
議事要旨によると、中銀は最終的に、入手データによる明確な理由なく方向をシフトすれば中銀の反応関数に不透明感が生じるとの見方から、利上げを停止しないことを決定。他の主要中銀がまだ引き締めを停止していない点に言及した。
賃金上昇については、リスクバランスが上向きにシフトしたとし、第4・四半期も需要は底堅さを維持したようだと指摘した。一方、消費の伸びは鈍化しつつあるとの見方を示した。
中銀はさらに、今後数カ月でインフレが一段と加速すると予想。「理事会は今後も追加利上げを行う見通しだが、事前に決まった軌道にはない」とし、インフレ率を2─3%の目標に低下させる方針を改めて表明した。
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