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概要:東京株式市場で日経平均は、前営業日比42円00銭高の2万6447円87銭と小幅に続伸して取引を終えた。 米株先物の上昇や中国のコロナ規制緩和の動きが好感され、インバウンド関連銘柄を中心に買いが入った。値がさ株の一角も好調で指数を押し上げた。全般的には薄商いで、売買代金は2日連続で2兆円を下回った。
[東京 27日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比42円00銭高の2万6447円87銭と小幅に続伸して取引を終えた。 米株先物の上昇や中国のコロナ規制緩和の動きが好感され、インバウンド関連銘柄を中心に買いが入った。値がさ株の一角も好調で指数を押し上げた。全般的には薄商いで、売買代金は2日連続で2兆円を下回った。
12月27日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比42円00銭高の2万6447円87銭と小幅に続伸して取引を終えた。 写真は都内にある株価ボード。2020年10月に撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)
日経平均は前営業日比164円高と買い先行でスタートし、2万6620円49銭まで上値を伸ばした。一巡後は、各国中銀による金融引き締め長期化への懸念が根強いことに加え、前日の海外市場が休場だったこともあり上値が重い展開が続いた。
前日に続き商いは薄かったものの、中国政府が26日、コロナ対策として海外から中国本土に入国する際に義務付けている強制隔離を来年1月8日から撤廃すると発表したことで小売りや空運、鉄道など、インバウンド関連銘柄が堅調だった。値がさのファーストリテイリングはしっかりで、指数を50円超押し上げた。
市場では下値の堅さが指摘されており、「日銀の政策修正から1週間が経ったが、長期金利は一度も0.5%に達しておらず、安心材料となっている側面もあるだろう」(野村証券の神谷和男投資情報部ストラテジスト)との声が出ていた。
後場に入ると上げ幅を縮小し伸び悩んだが小幅な値動きで、「年末ということもあり、とにかく手掛かりがない」(国内運用会社のアナリスト)という。あす以降は「米国の休暇明けのポジション調整に東京市場が反応する可能性があり、注意が必要」(野村の神谷氏)とみられている。
TOPIXは0.40%高の1910.15ポイント、東証プライム市場指数は前営業日比0.40%高の982.87ポイントで取引を終了した。プライム市場の売買代金は1兆9955億8700万円で、2日連続で節目の2兆円を割り込んだ。東証33業種では、値上がりは小売りや銀行、空運など26業種で、値下がりは輸送用機器や電気機器など7業種だった。
個別では、高島屋や資生堂が大幅高。三菱UFJFGは一時年初来高値を更新した。一方、ホンダや信越化学工業はさえない。しまむらは軟調だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1293銘柄(70%)、値下がりは471銘柄(25%)、変わらずは74銘柄(4%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 26447.87 +42.00 26570.78 26,447.87─2
6,620.49
TOPIX 1910.15 +7.63 1914.39 1,909.70─1,
918.25
プライム指数 982.87 +3.95 985.12 982.63─986.
98
スタンダード指数 991.76 +6.49 988.36 988.36─992.
07
グロース指数 914.10 +20.02 900.03 900.03─918.
10
東証出来高(万株) 88908 東証売買代金(億円) 19955.87
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