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概要:午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(133.01/02円)から小幅安の132.61/63円付近で推移している。実需の売りや持ち高調整で132円前半まで軟化した後は小幅に戻し、そのまま小動きとなった。
[東京 30日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(133.01/02円)から小幅安の132.61/63円付近で推移している。実需の売りや持ち高調整で132円前半まで軟化した後は小幅に戻し、そのまま小動きとなった。
12月30日、午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(133.01/02円)から小幅安の132.61/63円付近で推移している。都内で先月21日撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
ドル売り/円買いが優勢となった海外市場の流れを引き継ぎ、朝方からじり安で推移。仲値にかけては国内輸出企業のドル売りフローも出たとみられ、一段と軟化した。また、中国の経済再開に対する楽観的な見方が後退したことから、豪ドルなどクロス円が下落したこともドル/円の下押し要因となった。ドルは一時132.38円付近まで下落し、その後は132円後半まで戻した。
楽天証券FXディーリング部の荒地潤氏は、足元のドルは今年の高値(151.94円)と安値(113.47)の半値戻しの132.70円付近にあり、「年明け以降は、いずれの方向にも動きやすい状態」とみる。市場では当面130─135円のレンジ内での推移が続くとの見方が多い。
来年も、主要中央銀行の金融政策のかじ取りが引き続きテーマとなりやすい。足元では中国経済再開への期待が後退しているほか、ウクライナを巡る地政学リスクも解決しておらず、不安要素も多い。
「来年は今年のようなドル独り勝ちなど一方向の相場にはなりにくい」と、ステート・ストリート銀行の東京支店・共同支店長、若林徳広氏はみている。また、日銀の政策修正への思惑が強まりやすいことから円も買われやすく、ドルは120円方向に向かっていくと予想する。
上田東短フォレックスの営業企画室室長、阪井勇蔵氏は、日米の金融政策の動向や世界的な景気後退懸念が意識されやすい中、「基軸通貨で流動性が高いドルとリスク回避目的で円が選好されやすい」と指摘。ドルは「年間では120─145円を中心とした推移となるのではないか」との見方を示している。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 132.61/63 1.0641/45 141.16/20
午前9時現在 132.91/93 1.0658/62 141.70/74
NY午後5時 133.01/02 1.0661/62 141.80/84
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