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メキシコ国債、22年は外国人保有が大幅増加 高金利が誘因
概要：［メキシコ市 １０日 ロイター］ - メキシコは２０２２年に外国資本が３年ぶりに流入超となった。相対的な金利の高さが誘因。ただアナリストは新たなトレンドとはみていない。 １０日発表の公式統計によると
［メキシコ市 １０日 ロイター］ - メキシコは２０２２年に外国資本が３年ぶりに流入超となった。相対的な金利の高さが誘因。ただアナリストは新たなトレンドとはみていない。
１０日発表の公式統計によると、国債市場には昨年、海外から７３５億ペソ（３９億ドル）が流入した。２０年、２１年は５１５億ペソ流出していた。
２２年の外国人の国債保有高は１兆７１００億ペソで５％近く増加。増加率は１４年以降で最大となった。
メキシコ中央銀行は、早めにインフレ抑制に取り組んだ。政策金利は２１年６月以降、６５０ベーシスポイント引き上げられ現在過去最高の１０．５％。米国債利回りを大きく上回っている。
高金利を背景に通貨ペソは昨年、対ドルで５％上昇した。
Ve por Masのアナリストは「今年は金利差を維持するだろうが年間を通じてそうなるとは限らない」と指摘し、メキシコ中銀の金融政策が今数カ月内に米国と連動しなくなると予想した。
一部アナリストは、米との金利差が縮小したとしても、今年の海外からの資本流入ペースは投資家のリスク資産志向次第とみている。
ＣＩバンコのアナリストは、さらに大規模な資金流入は予想していないと述べた。
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