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概要:[ベルリン 16日 ロイター] - ドイツのハーベック経済相は16日、次の冬は手頃な価格でガス貯蔵施設を満たすことが可能との認識を示す一方、エネルギー危機はまだ終わっていないと警戒感を示した。 独紙
[ベルリン 16日 ロイター] - ドイツのハーベック経済相は16日、次の冬は手頃な価格でガス貯蔵施設を満たすことが可能との認識を示す一方、エネルギー危機はまだ終わっていないと警戒感を示した。
独紙ハンデルスブラット主催のエネルギーサミットで「2023年そして23/24年の冬の初めには貯蔵施設が満杯になり、エネルギーの安全保障と安定性が確保され、価格も下がると思っている」と述べた。
ドイツは昨年、浮体式液化天然ガス(LNG)ターミナル3カ所を完成させ、年間140億立方メートルの輸入を可能とするインフラを整えた。
しかしハーベック氏は、ロシアからノルドストリーム1パイプライン経由で調達していた年間550億立方メートルを補うには、まだ300億立方メートルが必要と指摘した。
ただエネルギー価格高騰でドイツの産業を崩壊させようとするロシアのプーチン大統領の計画は失敗したと強調。「われわれは奈落の底を見つめてきたが、今は橋を架けている」と述べた。
連邦ネットワーク庁のデータによると、貯蔵施設は穏やかな気温と省エネが寄与し90.47%満たされた状態にある。
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