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概要:ドイツ連邦銀行(中央銀行)は23日に発表した月例経済報告で、エネルギー市場の圧迫が緩和されて供給網のボトルネックが徐々に解消されているためドイツ経済が予想より力強いと指摘した。
ドイツ連邦銀行(中央銀行)は23日に発表した月例経済報告で、エネルギー市場の圧迫が緩和されて供給網のボトルネックが徐々に解消されているためドイツ経済が予想より力強いと指摘した。
[フランクフルト 23日 ロイター] - ドイツ連邦銀行(中央銀行)は23日に発表した月例経済報告で、エネルギー市場の圧迫が緩和されて供給網のボトルネックが徐々に解消されているためドイツ経済が予想より力強いと指摘した。
ドイツ連銀は「2022年第4・四半期の国内総生産(GDP)成長率は以前の予想を上回り、ほぼ横ばいだった可能性が高い」とし、「最近発表されたデータは昨年12月時点の予測より全体的に良好だった」と指摘した。
ロシア産ガスに大きく依存しているドイツは23年に景気後退に陥るとの見方が広がっており、20カ国で構成するユーロ圏全体にも重くのしかかる。
天然ガスの市場価格は昨年12月初旬より5割超も下落している。今冬は気温が穏やかなためガス消費量が少なく、予想されていたより多くのガスを市場調達できているのが要因。
ドイツ連銀は、エネルギー価格高騰の負担を和らげるための家庭と企業双方への政府からの補助金も信頼感と消費を下支えしたと指摘した。
ユーロ圏の23年第1・四半期のGDPは今月31日に発表される。公式では小幅減少を予想しているが、エコノミストや政策立案者はプラス成長の可能性さえあると最近主張しており、経済成長が軟調でも景気後退は避けられる可能性を示唆している。
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