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概要:約30兆円の資産を預かる資産運用マネージャーのピーター・マローク氏は、現在はミレニアル世代とZ世代にとって有利な状況だと考えています。若者が経済的に成功するために今すぐ取り組むべき4つのステップとは?
クリエイティブ・プランニング社のピーター・マロークCEOは、今こそ若い人たちが経済的な安定を手に入れるべき時だと考えている。
Creative Planning
現在の若者が直面している経済的困難については、多くのことが語られてきた。住宅には手が届かない、引退後の生活はどうなるか分からない、といったことだ。
だが、米カンザス州に本拠を置くクリエイティブ・プラニング(Creative Planning)社のCEOで、資産運用マネージャーのピーター・マローク(Peter Mallouk)氏によると、現在はミレニアル世代とZ世代にとって有利な状況だという。
同社は2240億ドル(約31兆2000億円、1ドル=130円換算)にのぼる資産をあらゆる年齢層の顧客に代わって管理しているが、マローク氏はミレニアル世代とZ世代はいずれも、野心的な経済目標を達成するのに格好の位置にいるとしている。
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若者が将来、経済的に成功するために、今すぐ取り組むべき4つのステップをマローク氏が教えてくれた。
1. もっと賢くなること
マローク氏によると、現在ほど投資が容易になったことはなく、若者が市場や投資に精通していたこともないという。これは大きな強みだ。
例えば、確定拠出年金の401kがアメリカで導入されたのは1970年代末のことだが、80年代、90年代の労働者にとっては「謎の存在」だったという。現在では、民間セクターのほとんどの労働者にとって唯一の選択肢であり、この制度がさまざまな市場環境でどのようなパフォーマンスを示すかを説明するデータもたくさん存在する。
「あなたが若くて職に就いているなら、401kを限度額まで利用し、マッチング拠出を受け、可能ならロス(Roth)型にすべきだ。それが億万長者への近道だ」
※マッチング拠出:雇用主からの拠出
※ロス型:拠出額を非課税扱いとすることはできないが、年金を受け取るときは全額非課税扱いとなる
同時に、インターネットが普及して経済に関する指南を受けやすくなり、投資が簡単でコストも安くなったという。
「我々はかつてなく投資にアクセスしやすくなった。かつてないほど投資コストが下がっているし、時間の価値も分かっている。そして、若者は他のどの世代よりもその強みを持っている」
2. 不動産にお金をかけすぎないこと
住宅にお金をかけすぎるのはよくない行動だとマローク氏は言う。住宅にかける費用を必要最小限に抑え、価格が法外に高いと感じたら、職場からさらに遠くへ移るか、賃貸にすべきだとマローク氏は若者に助言する。そのどちらも、価格帯から外れたものに多くの金額を払うよりもましだ。
「住宅の価値が上昇するとしても、大半の市場では、若者にとって最高のパフォーマンスを発揮する資産ではない。余ったお金は貯蓄しよう。若いうちから投資すれば、大きな差がつく」
マローク氏によると、住宅に50万ドル(約6500万円)をかけるのと、住宅にかける額を30万ドル(約3900万円)にして20万ドル(約2600万円)を投資するのを比較すれば、後者の方がリターンが多いという。株式は不動産より早く値上がりする傾向があり、配当も支払われるが、住宅は時間が経つと費用がかさんでくるからだ。
ここでも時間が若者に味方するとマローク氏は付け加えた。
「住宅事情は自ずと改善するだろう。若年人口は高齢者人口より少ないので、供給が需要に見合うようになる。3年かかるか、13年かかるかは分からないが」
3. 借金をしないこと
金融の専門家は若者に時間と複利を活用するように教えることが多い。つまり、少しずつ値上がりする少額の投資でも時間が経てば積み上がるので、複利運用する期間が長ければ長いほど、利益は大きくなる。
借金による「負の複利運用」も同じことだとマローク氏は指摘する。
「借入コストをできるだけ低く抑えよう。クレジットカードは使わないこと。使っても、すぐに完済した方がいい」
4. 自分に投資すること
学生は自分が望むライフスタイルと、キャリアパスならぬカレッジパスが将来の収入にどう転換されるかについてよく考えるべきだとマローク氏は言う。例えば、2つの専攻科目のどちらにするか迷っていて、将来は美術品を収集したり、何度もバケーションに出かけたりして、素晴らしい人生を楽しみたいと心から願っているのであれば、収入が多くなる方を選ぶのがよい。
「最高の資産、すなわち自分自身とその稼ぐ力に投資する必要がある。こういう生き方をしたい、という将来像に照らし合わせてキャリアパスと教育を考えよう」
若者は問題に直面しているが、現在の非常に堅調な雇用市場と、彼らの教育や将来の富へのアクセスを併せて考えると、今直ちに計画を立て始めることができれば、将来に向けてよいポジションにいるといえるだろうとマローク氏は述べている。
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