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インフレ高すぎる、ＦＲＢの物価抑制策は痛み伴う＝ＮＹ連銀総裁
概要：[ニューヨーク １４日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は１４日、インフレはなお高すぎるとし、連邦準備理事会（ＦＲＢ）の物価上昇の抑制に向けた措置は経済に避けられない痛みをもたらす
[ニューヨーク １４日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は１４日、インフレはなお高すぎるとし、連邦準備理事会（ＦＲＢ）の物価上昇の抑制に向けた措置は経済に避けられない痛みをもたらすとの見方を示した。
ウィリアムズ総裁はニューヨークで行った講演で、ＦＲＢは昨年来インフレを引き下げるために「強力な措置」を取ってきたとし、「物価上昇はここ数カ月で多少は緩和したものの、インフレ率は依然として高すぎる。基調的なインフレ率も高すぎる」と述べた。
その上で「経済の均衡を取り戻し、インフレ率を持続的に２％に下げなければならない。われわれの仕事はまだ終わっていない。仕事が終わるまで軌道から外れない」と述べた。
ウィリアムズ氏はＦＲＢが追求すべき軌道の結果として「成長が抑えられ、労働市場の状況がいくらか軟化する」時期が出てくる可能性があると指摘。ただＦＲＢの今後の政策措置については言及しなかった。
物価情勢については、コア個人消費支出（ＰＣＥ）価格指数で示されるコア物価圧力は今年は３％、向こう数年で２％まで低下する可能性があると予想。労働市場については現在は「極めて引き締まっている」とし、賃金上昇率も伸びていると指摘。ただ、失業率は現在の３．４％から４─４．５％に上昇する可能性が高いとの見方を示した。
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