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サマーズ氏、来週0.25ポイント利上げなお適切－物価抑制の重要性指摘
概要：サマーズ元米財務長官は、インフレを克服する重要性を踏まえれば、米金融当局が来週0.25ポイントの利上げを実施することは現時点でなお合理性があると考えていると述べた。
サマーズ元米財務長官は、インフレを克服する重要性を踏まえれば、米金融当局が来週0.25ポイントの利上げを実施することは現時点でなお合理性があると考えていると述べた。
サマーズ氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、インフレ率を２％の目標圏に押し下げ「インフレを抑制するという目標に米金融当局が注力し続けないのは重大な誤りだと私は判断している」と発言。「来週の会合で0.25ポイントの利上げが適切だとなお推測されるが、状況はいつも変化する可能性がある」と語った。
米金融当局は21－22日に連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）会合を開く。サマーズ氏は0.5ポイントの利上げを検討対象から外すべきかについて問われ、「今は何も外さない」と答えた。ただ13日の時点で決定が下されるならば、0.5ポイントは「理にかなっていない」と語った。
14日公表される消費者物価指数（ＣＰＩ）と今後１週間の金融市場の状況を見るのが重要だという。
一方、２つの銀行破綻に伴う金融混乱は、米金融当局が実施する必要があると考えていた金融引き締めの一部が今や進行していることを意味すると述べた。
ハーバード大学教授でブルームバーグテレビジョンに定期的に出演するサマーズ氏は「現在のように銀行が神経質になりおじけづいている場合、貸し出しは減る」と指摘。「これからどうなるかを見る必要はあるが、金融面でさらに余波があると確信している」と話した。
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