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クレディ・アグリコル、単一破綻処理基金は不公平 ＥＵに対応要請
概要：［ロンドン １１日 ロイター］ - フランスの銀行大手クレディ・アグリコルは、経営難に陥った銀行の破綻処理費用を負担する欧州連合（ＥＵ）の単一破綻処理基金（ＳＲＦ）について、フランスの銀行の拠出額が多
［ロンドン １１日 ロイター］ - フランスの銀行大手クレディ・アグリコルは、経営難に陥った銀行の破綻処理費用を負担する欧州連合（ＥＵ）の単一破綻処理基金（ＳＲＦ）について、フランスの銀行の拠出額が多すぎ、不公平だと表明、ＥＵに対応を求めた。
ＥＵの欧州委員会は今月１８日に銀行システムの危機管理の改革案を公表する予定だが、同行はフランスの銀行の拠出額が全体の３４％と「過剰」で「不公平」だと指摘。
「この問題が解決されない限り、危機管理枠組みの改革は受け入れられない。ＳＲＦへの拠出増額は受け入れられない」と主張した。ロイターが入手したポジションペーパー（立場表明書）で明らかになった。
ＳＲＦは銀行の破綻処理費用が不足した場合に備えて２００７─０９年の金融危機後に設立された。ＥＵの銀行同盟に参加する銀行が預金額に応じた拠出を義務付けられており、単一破綻処理委員会（ＳＲＢ）のデータによると、フランスの銀行の拠出額が突出して多い。
欧州委は、危機管理の改革案について、集中的な討議により「バランスの取れた」ものになるとの見通しを示している。改革案に関する最終的な決定権はＥＵ加盟国と欧州議会が握る。
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