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概要:日銀が12日発表した「生活意識に関するアンケート調査」(第93回<2023年3月調査>)によると、1年後の物価が「上がる」と予想する回答者の割合は85.7%となり、前回2022年12月調査の85.0%から増加した。原材料高の価格転嫁が広範囲に及ぶ中、物価上昇を予想する人の割合が増えている。数値予想では平均値が11.1%上昇、中央値が10.0%上昇。平均値は12月の9.7%上昇を上回った。
4月12日、日銀が発表した「生活意識に関するアンケート調査」(第93回<2023年3月調査>)によると、1年後の物価が「上がる」と予想する回答者の割合は85.7%となり、前回2022年12月調査の85.0%から増加した。写真は都内のスーパーマーケットで1月撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)
[東京 12日 ロイター] - 日銀が12日発表した「生活意識に関するアンケート調査」(第93回<2023年3月調査>)によると、1年後の物価が「上がる」と予想する回答者の割合は85.7%となり、前回2022年12月調査の85.0%から増加した。原材料高の価格転嫁が広範囲に及ぶ中、物価上昇を予想する人の割合が増えている。数値予想では平均値が11.1%上昇、中央値が10.0%上昇。平均値は12月の9.7%上昇を上回った。
5年後に「上がる」との予想は12月調査の76.7%から75.4%に減少した。毎年の変化率予想は平均値が8.1%上昇、中央値が5.0%上昇だった。
日銀は2%の物価安定目標の実現には家計や企業のインフレ期待の高まりが重要と位置付けており、同アンケートは家計のインフレ期待の動向を把握する指標のひとつとなっている。調査期間は2月3日から3月1日。
(和田崇彦)
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