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ソフトバンクＧをクレディＳ提訴､グリーンシル絡み593億円回収で
概要：スイスの銀行ＵＢＳグループに救済合併されるクレディ・スイス・グループは、ソフトバンクグループを相手取り、破綻した英金融ベンチャー、グリーンシル・キャピタルが運用していたファンドへの投資に関連する４億4000万ドル（約593億円）の回収を求める訴訟を英国で正式に提起した。
スイスの銀行ＵＢＳグループに救済合併されるクレディ・スイス・グループは、ソフトバンクグループを相手取り、破綻した英金融ベンチャー、グリーンシル・キャピタルが運用していたファンドへの投資に関連する４億4000万ドル（約593億円）の回収を求める訴訟を英国で正式に提起した。
クレディ・スイスは、同行がグリーンシルと共に運用し、最終的に閉鎖されたサプライチェーンファイナンス（ＳＣＦ）ファンドの投資家のため「最大限の資金回収」に力を注ぐ意向を今月先に明らかにしていた。ＵＢＳによる買収決定後初めて、クレディ・スイスが法的措置に動いた。
グリーンシルは「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」（ＳＶＦ）」の出資先で、やはりＳＶＦが出資し、経営破綻した米建設会社カテラは、グリーンシルの融資先でもあった。ソフトバンクＧは、グリーンシルがクレディ・スイスに４億4000万ドルを返金できなくなると十分承知の上で、自分たちの資金を回収できるよう再編を仕組んだとクレディ・スイス側は主張した。
ソフトバンクＧの広報担当者は「クレディ・スイスは投資判断ミスの責任転嫁の試みを２年余り続けた後、最終的に訴訟を起こしたが、予想通り全く根拠がない」と発表資料で反論し、積極的に争う構えを示した。
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