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アトランタ連銀総裁、信用状況の引き締まりが当局の責務遂行を支援
概要：米アトランタ連銀のボスティック総裁は20日、銀行セクターのストレスが米経済への逆風を生んでいるとして、あと１回の追加利上げ後の休止を引き続き支持すると述べた。
2023年4月21日 9:23 JST
１回の追加利上げ後の休止を引き続き支持するとボスティック総裁
銀行セクターのストレスが米経済への逆風を生んでいると指摘
米アトランタ連銀のボスティック総裁は20日、銀行セクターのストレスが米経済への逆風を生んでいるとして、あと１回の追加利上げ後の休止を引き続き支持すると述べた。
同総裁はフロリダ州メルボルンのイースタン・フロリダ州立大学での講演後、記者団に「われわれの政策は時間をおいて効果が表れる」とした上で、「景気抑制的な領域に入るのは間違いない。その時われわれは景気抑制的な措置の効果を十分発揮させるべきだと考える。それにはある程度の時間がかかる」と説明した。
ボスティック総裁はまた、先月のシリコンバレー銀行（ＳＶＢ）破綻以来、金融状況は引き締まっており、「それがわれわれの仕事の一部を肩代わりし始めている」と指摘した。同総裁は今年、連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）の投票権を持たない。
政策当局者は先月のＦＯＭＣ会合でフェデラルファンド（ＦＦ）金利の誘導目標レンジを0.25ポイント引き上げ4.75－５％とした。３月のＦＯＭＣ会合後に公表されたドット・プロット（金利予測分布図）では政策金利が2023年末時点で5.1％になるとの見通し（中央値）が示されており、投資家は５月２、３両日に開かれる次回会合で利上げが実施されると見込んでいる。
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