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ステランティス、合成燃料を既存28車種で試験中
概要：欧米自動車大手ステランティスは２０日、同社の内燃機関（エンジン）車２８種で、再生可能エネルギーを利用して作る合成燃料「ｅ‐ｆｕｅｌ（イーフューエル）」の試験を行っていると明らかにした。欧州の既存車両の脱炭素化の一助となりうる措置と説明した。
欧米自動車大手ステランティスは２０日、同社の内燃機関（エンジン）車２８種で、再生可能エネルギーを利用して作る合成燃料「ｅ‐ｆｕｅｌ（イーフューエル）」の試験を行っていると明らかにした。
［２０日 ロイター］ - 欧米自動車大手ステランティスは２０日、同社の内燃機関（エンジン）車２８種で、再生可能エネルギーを利用して作る合成燃料「ｅ‐ｆｕｅｌ（イーフューエル）」の試験を行っていると明らかにした。欧州の既存車両の脱炭素化の一助となりうる措置と説明した。
欧州連合（ＥＵ）は数週間前、合成燃料の利用を条件に、将来もガソリン車の販売を容認する法案を承認した。ＥＵは内燃エンジン車の新車販売を２０３５年以降禁止する法律の整備で合意していたが、ドイツがこの適用除外を支持した。
ステランティスは声明で、欧州における環境規制「ユーロ６」準拠の２０１４─２９年型車種について、排ガスからエンジン出力、オイル希釈に至るまであらゆる点を調べていると述べた。
また、合成燃料は同社の最大２８００万台に適用できる可能性があり、欧州において２０２５─５０年の二酸化炭素（ＣＯ２）排出量４億トンの削減につながるとの見通しを示した。その上で「イーフューエルの幅広い採用は、既存のガソリン車を持つ顧客に脱炭素化への簡単で手頃な選択肢をもたらすだろう」と強調した。
一方で同社は２０３０年までに欧州で販売する全ての新車を電動化するとの約束を再度明言した。
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