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概要:米労働省が2日発表した5月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は33万9000人増と、市場予想の19万人増を大幅に上回った。ただ賃金の伸びは鈍化し、米連邦準備理事会(FRB)が今月の会合で利上げを見送る材料となる可能性がある。
米労働省が2日発表した5月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は33万9000人増と、市場予想の19万人増を大幅に上回った。ただ賃金の伸びは鈍化し、米連邦準備理事会(FRB)が今月の会合で利上げを見送る材料となる可能性がある。2021年5月撮影(2023年 ロイター/Mike Blake/File Photo)
[ワシントン 2日 ロイター] - 米労働省が2日発表した5月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は33万9000人増と、市場予想の19万人増を大幅に上回った。ただ賃金の伸びは鈍化し、米連邦準備理事会(FRB)が今月の会合で利上げを見送る材料となる可能性がある。
4月の非農業部門雇用者数は25万3000人増から29万4000人増に上方改定された。
一方、失業率は3.7%と、4月に記録した53年ぶり低水準の3.4%から上昇した。
時間当たり平均賃金は前月比0.3%上昇、前年同月比4.3%上昇し、ともに前月から伸びが鈍化。4月は前月比0.4%上昇、前年同月比4.4%上昇だった。
CMEグループのフェッドウオッチツールによると、金融市場が織り込む6月13─14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ見送り確率は70%超となった。
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