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概要:経済協力開発機構(OECD)は7日、今年の世界の成長率見通しを小幅に上方修正した。ただ利上げの影響が浸透する中、来年の予想は据え置き、成長の回復は限定的と予想した。
[パリ 7日 ロイター] - 経済協力開発機構(OECD)は7日、今年の世界の成長率見通しを小幅に上方修正した。ただ利上げの影響が浸透する中、来年の予想は据え置き、成長の回復は限定的と予想した。
6月7日、経済協力開発機構(OECD)は、今年の世界の成長率見通しを小幅に上方修正した。
今年の成長率予想は2.7%と3月時点の2.6%からわずかに引き上げた。中国のゼロコロナ政策解除が押し上げ要因。それでも新型コロナウイルス禍が直撃した2020年を除いて08─09年の世界金融危機以降で最低となる。
24年の予想は2.9%で据え置いた。先進国中央銀行によるこの1年の利上げの影響が、住宅市場をはじめ民間投資に色濃くなっていることが背景にある。
20カ国・地域(G20)のインフレ率は、昨年の7.8%から今年は6.1%、来年は4.7%に低下すると予想した。しかし多くの中銀の目標をなお大きく上回る。
主要国中央銀行の金融政策については、米国の政策金利が近く5.25─5.50%でピークを打ち、24年下期に「小幅」な利下げが2回あると予想。一方、欧州中央銀行(ECB)はコアインフレ率の高止まりを受け利上げを継続し第3・四半期にピークに到達すると予想。その後24年末まで4.25%に据え置くと見ている。英国の金利がピークを打つのは第2・四半期以降と予想した。
日銀は緩和政策を維持し、24年末まで利上げはないとの見方を示した。
米国の成長率予想は今年が1.6%、24年が1%。利上げの遅れた影響が表れるため成長減速を予想した。
中国の成長率も、今年が5.4%で24年は5.1%に鈍化を予想。ただゼロコロナ政策解除を踏まえ3月の予想(今年5.3%、24年4.9%)からは上方修正した。
ユーロ圏の成長率は今年が0.9%、24年は1.5%と加速を予想。冬季のエネルギー価格高騰が収束しインフレ圧力が緩和している。3月時点の予想は今年が0.8%、24年は1.4%だった。
英国の成長率も今年の0.3%から24年は1%に加速すると予想。3月時点では今年がマイナス0.2%、24年は0.9%と見込んでいた。
日本の成長率は、今年を1.8%から1.3%に下方修正する一方、24年を0.9%から1.1%に引き上げた。
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