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英中銀ＭＰＣ新委員に指名のグリーン氏、５月の利上げは適切だった
概要：イングランド銀行（英中央銀行）金融政策委員会（ＭＰＣ）の次期委員に指名されているミーガン・グリーン氏は、５月の利上げは適切だったとの認識を示し、政策当局者はインフレが長引くリスクに「対抗する」必要があると述べた。
イングランド銀はインフレリスクに「対抗する」必要がある
グリーン氏、今月に任期満了のテンレイロ氏よりタカ派的な姿勢示唆
イングランド銀行（英中央銀行）金融政策委員会（ＭＰＣ）の次期委員に指名されているミーガン・グリーン氏は、５月の利上げは適切だったとの認識を示し、政策当局者はインフレが長引くリスクに「対抗する」必要があると述べた。
グリーン氏は13日の議会証言で、イングランド銀はインフレ圧力を「懸念する必要がある」と指摘。1970年代の教訓を生かし、経済への長期的なダメージを回避するためにインフレ圧力を抑え込まなくてはならないと呼び掛け、金融引き締めに「停止と起動を繰り返す」アプローチはより悪いリセッション（景気後退）を招く恐れがあるとの見方を示した。
公表された証言原稿によれば、イングランド銀は「すでに存在するインフレ動向に対処するために政策手段を用いるのではなく、この先のインフレ動向を見越した先回りの行動をとるべきだ」と主張した。
グリーン氏は、22日の金融政策判断の発表をもって任期満了となるテンレイロ委員の後任となる。証言内容からは追加利上げの支持に前向きな意向が示唆される。
ただ、政策金利を巡る自身の投票行動については、イングランド銀の予測モデルをまだ目にしておらず、ＭＰＣ委員らがどのように活用しているか現場に居合わせていないとして、踏み込んだ議論を慎重にかわした。
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