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概要:アロー・ヨガには著名人のファンがおり、そのフィットネスウェアはZ世代とアルファ世代の人気になっているとウォール・ストリート・ジャーナルが報じています。
アローは、体験型店舗「サンクチュアリ」を運営している。
Jason Koerner/Getty Images
「スタジオからストリートへ」をコンセプトとするアロー・ヨガのフィットネスウェアは、Z世代やアルファ世代に支持されているとウォール・ストリート・ジャーナルが報じている。
パンデミックの初期に、著名インフルエンサーがこのブランドを着用する姿が目撃されことで、人気に火が付いた。
このジャンルの先頭を走るルルレモンは、アローのような新興ブランドだけでなく、ナイキのようなレガシーブランドとの激化する競争にもさらされている。
ルルレモン(Lululemon)が長い間独占してきたアスレジャー・アパレルの世界に、新たなプレーヤー、アロー・ヨガ(Alo Yoga)が登場した。
このブランドは、主にZ世代(1997年から2012年頃生まれ)と、さらに若いアルファ世代から支持を集めているとウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じている。同社は2022年に事業規模をほぼ倍増させ、売上高を10億ドル(約1400億円)以上に押し上げた。
この売上高は、ルルレモンが前四半期だけで20億ドルの純収入を記録したことに比べれば小さいが、それでも注目に値する。
「この数字には驚かされた」とInsider Intelligenceの主席アナリスト、アンドリュー・リップスマン(Andrew Lipsman)は述べている。
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「かなり順調だとは思っていたが、すでに閾値を超えている」
リップスマンは2022年の「デジタル・フィットネス・ブランド」レポートで、同社を新進気鋭の企業として位置づけている。
アローはアスレジャーの「テスラ」を目指している。
Alo Yoga
インフルエンサーとデジタルが後押したアローの成長
2007年、アロー・ヨガはロサンゼルスでスタートした。パンデミックが始まったころ、ヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)やベラ・ハディッド(Bella Haddad)といったセレブのインフルエンサーが着用し、「スタジオからストリートへ」というブランドのコンセプトを体現しているのが目撃されたことで、人気に火が付いたとWSJは報じている。
「評判の高いブランドになっている」とリップスマンはInsiderに語っている。
「このブランドを着用する人が放つ美しさや親近感はとても魅力的なもので、それが引力となってこのコミュニティに多くの人を引き付けている。今の時代、インフルエンサーがその大きな役割を果たしており、デジタルメディアのあらゆる場面でこれらのブランドが着用されているという事実を認識する必要がある」
デジタルメディアの要素がスタート時点からあったことが、アローの強みになったとリップスマンは述べ、ペロトン(Peloton)を引き合いに出し、同社の成功は、単にマシンを販売しただけではなく、ユーザーにフィットネスアプリを利用させたことによるところが大きいと説明した。
「デジタルメディアでの体験は、ユーザーが毎日ブランドと関わることになるため、そのコミュニティとロイヤリティを築く上で大きな役割を果たす」
ルルレモンは第4四半期に売上高と利益を大きく伸ばした。
Budrul Chukrut/SOPA Images/LightRocket/Getty Images
アローの共同創業者でCEOのダニー・ハリス(Danny Harris)は「我々はこの会社を、衣料品ブランドや小売業の実店舗というよりも、デジタルブランドだと考えている」とWSJに語っている。
アローは「むしろテスラ(Tesla)のようなもの」であり、競合他社はフォード(Ford)、GM、クライスラー(Chrysler)に近いと彼は続けた。
アローはメタバースにウェルネススペースを設けるなど、デジタルへの傾倒を続けている。さらに多角化も進めており、2020年にはスキンケア製品を扱うようになった。他にも「サンクチュアリ」というヨガクラスやウェルネスバーのある体験型店舗を運営している。WSJによると、同社は2022年からメンズウェアのラインにも力を注いでおり、2023年5月に初のフットウェアとなる「ライフスタイル」スニーカー「Alo X 01 Classic」を発表した。白いビーガンレザーを用いたユニセックスのスニーカーで、価格は185ドル(約2万6000円)となっている。
ルルレモンは2022年からスニーカーを発売している。6月1日には第1四半期決算が好調であったことを発表し、ウォール街を喜ばせたとロイター通信が報じている。消費者が支出を控える傾向にあるにもかかわらず、同社のハイエンドのアスレチックウェアが愛され続けていることを証明したのだ。中国でのCOVID規制の解除も追い風になったと同社は考えている。
しかし、ルルレモンは2020年に家庭用フィットネス製品メーカーのミラー(Mirror)を5億ドルで買収して以降、デジタル上のプレゼンスの確立に若干の苦戦を強いられている。ミラーは現在、オンデマンドやライブ配信でフィットネスクラスを提供する「ルルレモンスタジオ」の一部を構成しているが、ルルレモンはミラーの売却を検討していると報じられている。
「ルルレモンがメインストリームの消費者の視点からこのカテゴリーを作り上げたことで、アローなどのブランドにも門戸が開かれたが、アローは自力でパワーブランドとしての地位を確立し始めたと言える」とリップスマンは述べている。
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