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概要:28日の米国株相場は、四半期末を控えて不安定な値動きとなった。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長によるタカ派発言はそれほど材料視されなかった。米国債利回りは低下した。
28日の米国株相場は、四半期末を控えて不安定な値動きとなった。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長によるタカ派発言はそれほど材料視されなかった。米国債利回りは低下した。
株式 | 終値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
S&P500種株価指数 | 4376.86 | -1.55 | -0.04% |
ダウ工業株30種平均 | 33852.66 | -74.08 | -0.22% |
ナスダック総合指数 | 13591.75 | 36.08 | 0.27% |
半導体銘柄が売られ、他のテクノロジー株の上昇を相殺した。エヌビディアは1.8%下落。米政府が半導体の輸出規制を強化するとの懸念が広がった。テスラやアルファベットは上昇した。パウエル議長はリセッション(景気後退)に陥る可能性を重大視しなかった一方、連続利上げの可能性も排除しないとの考えを示したが、スワップ市場の追加利上げ見通しはほぼ変わらずだった。
米国が新たなAI半導体輸出規制を計画、エヌビディア念頭に-関係者
パウエル議長、連続利上げ排除せず-7月と9月に動く可能性示唆 (2)
通常取引終了後にFRBのストレステスト(健全性審査)結果の発表を控えていたこともあり、金融業界に対して慎重ムードが広がり、KBW銀行指数は下落した。
バークレイズのストラテジストによると、ミューチュアルファンド(投資信託)はここ1カ月で、経済を巡る懸念よりも乗り遅れることへの恐怖(FOMO)が勝り、2月以来初めて株式を買い入れた。ただ、これは投資マネーが主に安全資産に向かうという、より大きな年初来の構図を変えるものではないという。
ネーションワイドの投資調査責任者、マーク・ハケット氏は「四半期末の調整の動きで今週いっぱい不安定な展開となる可能性がある」と指摘。「市場では経済のソフトランディングを織り込む動きが強まっている。市場動向に次の局面をもたらすには企業収益の再加速が必要だろう」と述べた。
世界最大の資産運用会社ブラックロックもここにきて人工知能(AI)に対して強気な姿勢を示した。生産性向上が期待できるとの見方に同意している。
ブラックロックもAIブームに乗る、「巨大な原動力」と強気予想示す
個別銘柄では食品メーカーのゼネラル・ミルズが下落。インフレに疲弊した消費者が支出を控えるのに伴い、値上げで売り上げの減速を補うことはもはやできないと示唆する通期ガイダンスを示した。ネットフリックスはオッペンハイマーの目標株価引き上げを好感して買われた。
ゼネラル・ミルズ株下落、通期業績の減速見通し示す-消費者が慎重
国債
米国債相場は上昇。7年債入札が旺盛な需要を集めたほか、先物市場ではブロック取引経由で5年債に大量の買いが入り、相場の追い風となった。パウエル議長が連続利上げも排除しないとの見解を示したことで、午前の取引では不安定な値動きになる場面もあったが、午後に入って買いが優勢となった。
国債 | 直近値 | 前営業日比(bp) | 変化率 |
米30年債利回り | 3.81% | -3.7 | -0.96% |
米10年債利回り | 3.71% | -5.2 | -1.39% |
米2年債利回り | 4.71% | -4.8 | -1.00% |
米東部時間 | 16時18分 |
外為
外国為替市場では、円が対ドルで続落し、年初来安値を連日更新した。一時は144円62銭まで売られ、心理的な節目となる145円に近づいた。
為替 | 直近値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
ブルームバーグ・ドル指数 | 1233.35 | 5.44 | 0.44% |
ドル/円 | ¥144.46 | ¥0.39 | 0.27% |
ユーロ/ドル | $1.0914 | -$0.0047 | -0.43% |
米東部時間 | 16時20分 |
日本銀行の植田和男総裁は28日、ポルトガルのシントラで開催されたECBの年次フォーラムで「ヘッドラインのインフレ率は約3%で、インフレ目標の2%を大きく上回っているが、基調的なインフレ率は依然として2%をやや下回っているとわれわれは考えている」と指摘。「そのため、現時点では政策を変更していない」と語った。総裁の発言で、他の主要中銀との金融政策の方向性の違いがあらためて浮き彫りとなった。
日銀の緩和政策、コアインフレの弱さで正当化される-植田総裁 (1)
植田日銀総裁、24年の物価上昇「確信」できれば政策変更あり得る (2)
米金融当局が2024年を通じて利下げを回避するというシナリオでは、円は金利差を背景に1ドル=160円に下落する可能性があると、山田修輔、デバリエいづみ両氏らバンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストは予想した。
ドル160円も視野に、FRBが2024年通じて利下げ回避なら-BofA
【MLIV】円安けん制、「一方的」の表現入れば為替介入の準備示唆か
ドルは上げ幅を拡大。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時、約6週間ぶりの大幅な上げとなった。パウエルFRB議長が利上げ継続の方針を再び強調したことが背景にある。植田総裁、ラガルドECB総裁、パウエル議長、ベイリー英中銀総裁がそろって参加したパネル討論会の後、ドルはG10通貨に対して全面高となった。
パウエル氏は「政策は景気抑制的だが、十分に抑制的ではない可能性がある。抑制的な政策はまだ十分に長い期間行われていない」と語った。
原油
ニューヨーク原油先物相場は反発。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間統計で2カ月ぶりの大幅な在庫減少が示され、減少幅は市場予想を上回った。
EIAによると、米国の原油在庫は先週960万バレル減少。ガソリン需要は4週平均で2021年12月以来の高水準となった。
トータスのポートフォリオマネジャー、マット・サリー氏は「現物市場の逼迫(ひっぱく)にもかかわらず、原油はセンチメントで押し下げられていた」と指摘。「今週は現物在庫への論理的な反応が見られている。市場がかなり引き締まっているという事実に目覚めつつあるのかもしれない」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は前日比1.86ドル(2.8%)高の1バレル=69.56ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント8月限は1.77ドル(2.5%)高の74.03ドルで引けた。
金
ニューヨーク金相場は小幅続落。一連の米経済指標で驚くほどの景気堅調が示され、米金融当局の利上げ継続余地が広がる中、スポット相場は3カ月ぶり安値に下げた。
この日はドルが上昇したことも、金を圧迫した。前日発表された米新築住宅販売や米消費者信頼感指数は力強い内容となり、追加利上げ観測が高まるきっかけとなった。
金スポット価格はニューヨーク時間午後3時5分現在、前日比0.1%安の1オンス=1912.07ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は1.60ドル(0.1%)下げて1922.20ドルで引けた。
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