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ブレイナードＮＥＣ委員長、2024年選挙までに２％インフレ接近は可能
概要：米国家経済会議（ＮＥＣ）のブレイナード委員長は29日、インフレの数字は今年下期を通じて改善し、選挙が行われる2024年11月までに伸び率が２％前後に低下する可能性は十分あるとの考えを示した。
消費者物価の数字は今年後半に「持続的に改善」と想定され得る
「経済は強靱で順調、かなり良好」－ブレイナード氏
米国家経済会議（ＮＥＣ）のブレイナード委員長は29日、インフレの数字は今年下期を通じて改善し、選挙が行われる2024年11月までに伸び率が２％前後に低下する可能性は十分あるとの考えを示した。
ブレイナード氏はワシントンでのイベントで、消費者物価の数字は今年後半に「持続的に改善」することが想定され得ると発言。選挙前に２％前後あるいは２％を若干上回るレンジになるのは可能だと「考える十分な根拠がある」と述べた。
これまでのところ根強さが示されている住宅コストについては、24年後半に著しく下がるとの見通しを示した。
ブレイナード氏はインフラ投資の強化など政権の法制面での功績もアピールした。バイデン米大統領は前日にシカゴで演説し、自身の経済施策の利点や成果を強調していた。
バイデン米大統領、政権の経済施策の成果訴え－共和党の政策と対比
米国がリセッション（景気後退）に陥るリスクについて問われると、ブレイナード氏は３カ月か６カ月の間にそれは起こるとしばらく予想されていたが、そうした予測は後退していると指摘。
「経済は強靱（きょうじん）で順調、かなり良好だと結論づけないのは難しい」と話した。同氏はＮＥＣ委員長に就くため、今年２月に米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）副議長職を辞任した。
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