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【欧州市況】国債が上昇、追加利上げ観測で景気先行き懸念－株は続伸
概要：28日の欧州株は続伸。テクノロジー、不動産銘柄が特に上昇した。ストックス欧州600指数は0.7％高。同株価指数は域内の景気低迷に対する懸念やタカ派的な欧州中央銀行（ＥＣＢ）当局者の発言を嫌気し、26日まで６日続落していた。
28日の欧州株は続伸。テクノロジー、不動産銘柄が特に上昇した。ストックス欧州600指数は0.7％高。同株価指数は域内の景気低迷に対する懸念やタカ派的な欧州中央銀行（ＥＣＢ）当局者の発言を嫌気し、26日まで６日続落していた。
欧州債市場ではユーロ圏国債が堅調。世界の主要中銀当局者が底堅い景気の影響でインフレ率は依然として高過ぎると指摘、一段の引き締めが必要になるとの見方を示したことから、景気の先行きへの不安から買いが優勢になった。
日銀の緩和政策、コアインフレの弱さで正当化される－植田総裁 (1)
英国債はアウトパフォーム。２年債利回りは13ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）低下して5.15％。逆イールドが続く２年債と10年債の利回り差は３月以来で最大となる７ｂｐ拡大し、マイナス84ｂｐとなった。短期金融市場ではイングランド銀行（英中央銀行）のピーク金利見通しが10ｂｐ低下し、来年２月に6.19％となっている。
ドイツ債は上昇。欧州中央銀行（ＥＣＢ）のピーク金利は10月に3.97％と織り込まれている。
6月28日の欧州マーケット概観（表はロンドン午後６時現在）
| 債券 | 直近利回り | 前営業日比 |
|---|---|---|
| 独国債2年物 | 3.10% | -0.06 |
| 独国債10年物 | 2.32% | -0.04 |
| 英国債10年物 | 4.32% | -0.06 |
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