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概要:5月の米中古住宅販売成約指数は前月比で低下し、年初来低水準となった。高い住宅ローン金利と在庫不足が引き続き販売に打撃となっている。
中古住宅販売成約指数は前月比2.7%低下-予想中央値は0.5%低下
4地域のうち3地域で低下-中西部は2020年4月以来の低水準
出所:全米不動産業者協会(NAR)
全米不動産業者協会(NAR)のチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「住宅需要はあるものの、引き続き在庫不足により完全な形で現実化していない」と指摘。「住宅建設業者が建設を加速させている状況には明るさも見えるが、新たな建設による住宅供給には時間がかかり、依然として不十分だ」と述べた。
通常は販売が成約してから1、2カ月後に取引が完了するため、販売成約指数は中古住宅販売の先行指標とみられている。
地域別では4地域のうち3地域で低下。中西部は2020年4月以来の水準に下げた。
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