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概要:日銀が12日発表した「生活意識に関するアンケート調査」(第94回<2023年6月調査>)によると、1年後の物価が「上がる」と予想する回答者の割合は86.3%となり、前回3月調査の85.7%から増加した。原材料高の価格転嫁が広がる中で、物価上昇を予想する人の割合が増えている。数値予想では平均値が10.5%上昇、中央値が10.0%上昇。平均値は3月の11.1%上昇を下回った。
日銀が12日発表した「生活意識に関するアンケート調査」(第94回<2023年6月調査>)によると、1年後の物価が「上がる」と予想する回答者の割合は86.3%となり、前回3月調査の85.7%から増加した。
[東京 12日 ロイター] - 日銀が12日発表した「生活意識に関するアンケート調査」(第94回<2023年6月調査>)によると、1年後の物価が「上がる」と予想する回答者の割合は86.3%となり、前回3月調査の85.7%から増加した。原材料高の価格転嫁が広がる中で、物価上昇を予想する人の割合が増えている。数値予想では平均値が10.5%上昇、中央値が10.0%上昇。平均値は3月の11.1%上昇を下回った。
5年後に「上がる」との予想も3月調査の75.4%から79.0%に増加した。毎年の変化率予想は平均値が7.5%上昇、中央値が5.0%上昇だった。
日銀は2%の物価安定目標の実現には家計や企業のインフレ期待の高まりが重要と位置付けており、同アンケートは家計のインフレ期待の動向を把握する指標のひとつとなっている。調査期間は5月11日から6月6日。
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