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概要:米アマゾン・ドット・コムが11日から開始したプライムデー・セールのオンライン売上高は、最初の24時間で64億ドル(約8900億円)だったことが米アドビのまとめで分かった。前年比で6%増加した。米国の消費者がバーゲン品を求める中、さらに大きな伸びが期待されていたが、事前予想には届かなかった。
米アマゾン・ドット・コムが11日から開始したプライムデー・セールのオンライン売上高は、最初の24時間で64億ドル(約8900億円)だったことが米アドビのまとめで分かった。前年比で6%増加した。米国の消費者がバーゲン品を求める中、さらに大きな伸びが期待されていたが、事前予想には届かなかった。
今年で9年目となるこの48時間イベントは12日まで。ホリデーシーズンを前にプライム会員費を払う新たな顧客の獲得と、既存顧客との関係の深まりを目的としたセールだ。
調査会社ヌーメレーターは、プライムデーのセールが好スタートを切ったと指摘。同社の12日の発表によれば、米東部時間12日午前8時(日本時間同午後9時)現在、平均注文額は56.64ドルで、前年比7%増。家庭用品と生活必需品が最も売れたカテゴリーだった。アドビによると、注文の約6%が後払い式決済サービス「バイ・ナウ・ペイ・レイター(BNPL)」を利用しており、2022年から約20%増加した。
アドビの事前予想では、今回のセール期間中に米オンライン売上高が9.5%増加すると見込まれている。インサイダー・インテリジェンスによると、世界全体では、プライムデー・セールの売上高は129億ドルに上り、昨年より約11%増加すると予測されている。
アマゾンは15年にプライムデーを開始。年間139ドルを支払って配送料割引やビデオストリーミングなどの特典を受けられるプライム会員の獲得を図っている。市場調査会社コンシューマー・インテリジェンス・リサーチ・パートナーズによれば、米国でのプライム会員数は3月時点で約1億6700万人と、前年比横ばいだった。
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