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概要:経済産業省は14日、半導体シリコンウエハー大手SUMCOが佐賀県に建設する新工場に対して最大750億円助成することを決めた。経済安全保障上重要とされ、日本企業が強みを持つ半導体部素材の分野で、競争力を維持し、国内の供給基盤を強化する。
7月14日、西村康稔経済産業相(写真)は閣議後会見で、経済安全保障推進法に基づき半導体シリコンウエハー製造大手SUMCOの供給確保計画を認定し、最大750億円助成すると発表した。
[東京 14日 ロイター] - 経済産業省は14日、半導体シリコンウエハー大手SUMCOが佐賀県に建設する新工場に対して最大750億円助成することを決めた。経済安全保障上重要とされ、日本企業が強みを持つ半導体部素材の分野で、競争力を維持し、国内の供給基盤を強化する。
SUMCOは伊万里市久原と吉野ケ里町に工場を新設し、300ミリのシリコンウエハーを製造する。事業総額は2250億円で29年10月に供給を開始する計画。
シリコンウエハーなど半導体素材の分野では日本企業の圧倒的なシェアを有しており、半導体製造供給網の構築において不可欠な存在となっている。SUMCOの生産するシリコンウエハーのシェアは信越化学工業と合わせると、金額ベースで世界全体の過半を占める。
西村康稔経済産業相は14日の閣議後会見で、シリコンウエハーについて「極めて重要な領域」とした上で、「半導体製造基盤のさらなる強化につながることを期待する」と述べた。
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