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米住宅所有者の入れ替わり、上期はわずか１％－高いローン金利が影響
概要：2023年１－６月（上期）の米国の住宅回転率は少なくとも10年ぶりの低水準だった。高い住宅ローン金利を受け、所有者は身動きが取れない状態にある。不動産仲介業者のレッドフィンが指摘した。
米国の住宅回転率、少なくとも10年ぶりの低水準－レッドフィン
「住宅の流動性が低く、市場に出回る住宅が高額になり過ぎた」
2023年１－６月（上期）の米国の住宅回転率は少なくとも10年ぶりの低水準だった。高い住宅ローン金利を受け、所有者は身動きが取れない状態にある。不動産仲介業者のレッドフィンが指摘した。
新型コロナウイルス禍以降の住宅回転率を調査した同社リポートによると、所有者変更は米住宅1000戸当たり約14戸にとどまり、19年同期の同19戸から減少した。
サンフランシスコ・ベイエリアを中心にカリフォルニア州は、全米で住宅供給が最も少なかったという。同州サンノゼで所有者が入れ替わった住宅は1000戸当たり６戸にとどまった。
レッドフィンの副チーフエコノミスト、テイラー・マー氏は発表資料で、「住宅購入を望む多くの米市民は住宅ローン金利の急上昇で厳しい状況を強いられた。住宅の流動性が低く、市場に出回る住宅が高額になり過ぎた」と指摘した。
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