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概要:「バッファーETF(上場投資信託)」のパイオニア、イノベーター・キャピタル・マネジメントが、相場下落に対する100%の保護を提供する新商品を発表した。確定収益型ファンドとも呼ばれるバッファーETFは、相場急落時の損失を限定する商品。
「バッファーETF(上場投資信託)」のパイオニア、イノベーター・キャピタル・マネジメントが、相場下落に対する100%の保護を提供する新商品を発表した。確定収益型ファンドとも呼ばれるバッファーETFは、相場急落時の損失を限定する商品。
新商品のイノベーター・エクイティ・ディファインド・プロテクションETF(TJUL)は18日に取引を開始した。イノベーターは2018年に世界初のバッファーETFをローンチした。
バッファー(緩衝)ファンドはその名が示すように、相場下落時の損失リスク制限する一方で、上昇時の収益可能性にも上限を設けることで、株式へのエクスポージャーからの影響を緩やかにする。ブルームバーグ・インテリジェンスのデータによると、この商品は創設以来、世界最大のETF発行会社であるブラックロックのような業界の重鎮を魅了し、今年これまでにおよそ50億ドル(約7000億円)の資金を引き付けている。
ブルームバーグ・インテリジェンスのデータによればバッファーファンドにはさまざまなものがあるが、最も人気があるのは上下15%に変動を限定するものだ。しかしイノベーターによると、TJULのプラスリターンは一定の率までS&P500種株価指数の2年間での上昇率に連動するが、相場下落による損失からは100%守られている。TJULの潜在的リターンの上限は、手数料を差し引いて約15%と推計される。
目論見書によれば、ファンドは純資産額の少なくとも80%をSPDR・S&P500ETFトラスト(SPY)のオプションに投資する。コールオプションとプットオプションを組み合わせて売買し、ボラティリティーを緩和するという。
目論見書によると、ファンドが設定したアウトカム(成果)は「アウトカム期間」の初日である18日から2年間の期間が終了する2025年6月30日までTJULを継続的に保有した投資家だけが得られる。その後、新たな2年間の成果期間が始まる。
イノベーターは、指数連動型年金保険など保険市場の一角に多額の資金が流れているのはTUJLが提供するような限定的なエクスポージャーに対する需要があることを示していると考えていると、グラハム・デイ最高投資責任者(CIO)が語った。
「保険や仕組み債の世界を見ると、株式のアップサイドを提供しつつ、相場下落に対する100%の保護を組み込んだ商品に大きな需要があることが分かる。当社がこのディファインド・プロテクションETFで目指しているのは、史上初めて、投資家に株式市場へのアクセスを提供しつつ100%のバッファーを商品に組み込むことだ」という。
ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、アタナシオス・プサロファギス氏は「バッファータイプの商品は、ダウンサイドリスクを抑えたい投資家に、株式市場をより身近なものにしてきた。市場に強い確信がない今年、この戦略は非常に理にかなっている」と話した。リスクに対する保護のために料金を支払って市場に参加するのは良い方法だと指摘した。
イノベーターはTJULに年0.79%の手数料を課している。
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