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米利上げの嵐、ディストレス商業用不動産に好機－スターウッドＣＥＯ
概要：金融市場が動揺する際に資産を買いあさるバーゲンハンターとして評判を築いてきた資産家のバリー・スターンリヒト氏が、次の賭けを準備している。
金融市場が動揺する際に資産を買いあさるバーゲンハンターとして評判を築いてきた資産家のバリー・スターンリヒト氏が、次の賭けを準備している。
米不動産投資会社スターウッド・キャピタル・グループの会長兼最高経営責任者（ＣＥＯ）を務めるスターンリヒト氏は、1980年代に相次いだ米貯蓄貸付組合（Ｓ＆Ｌ）の経営破綻やその後の世界的金融危機の後、ディストレスト資産を買いあさった。金利急上昇に伴い商業用不動産の価値が下がる現在、再びチャンスを狙っている。
スターンリヒト氏は６月に収録されたブルームバーグとのインタビューで、「われわれはカテゴリー５のハリケーンの中にいる。幾らかの安堵（あんど）か、より長い目で見て連邦準備制度が何をしようとしているか一定の理解が得られるまで、業界全体をある種の暗黒が覆う状況だ」と語った。
「われわれはカテゴリー５のハリケーンの中にいる」とインタビューで話すスターンリヒト氏
Source: Bloomberg
スターウッド自体もそのような影響と無縁ではない。最近では米ジョージア州アトランタのオフィスタワー「タワープレイス100」を担保とする商業用不動産ローン２億1250万ドル（約297億円）相当について、同社は満期日に借り換えも返済も行わず、支払い義務を履行しなかった。
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