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概要:米ブラックロックでグローバル債券担当の最高投資責任者(CIO)を務めるリック・リーダー氏は24日、米高利回り債のリスクプレミアムには魅力がなく、投資家はクレジット市場の他の分野への資金配分を検討すべきだと促した。
米ブラックロックでグローバル債券担当の最高投資責任者(CIO)を務めるリック・リーダー氏は24日、米高利回り債のリスクプレミアムには魅力がなく、投資家はクレジット市場の他の分野への資金配分を検討すべきだと促した。
同氏はブルームバーグテレビジョンの番組で「今年のハイイールド債を敬遠する議論の一部は、スプレッドが全く面白くないというものだった。利回りが得られる商品は他にもたくさんある」と語った。
ジャンク(投機的格付け)債の上場投資信託(ETF)について同氏は、リスクプレミアムには大きなばらつきがあると指摘。同氏によれば、米国のジャンク債の約半分は300ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)より狭いスプレッドで取引されているが、残りは800bp以上で、その中間はほとんどないという。
だが、欧州では状況が異なる。「欧州のハイイールド債は、ドルに転換すれば9%台が得られる。これは妥当だと思う」と同氏は述べた。
ブルームバーグの指数データによると、米ジャンク債の平均スプレッドは376bpと2022年4月以来の小ささ。20年3月には1100bpを記録した。
「タイトな銘柄が多いが、ストレス下にある企業も多い」とリーダー氏は話し、銘柄の選択と、リスクに見合ったリターンを提供する特定の債券を選ぶ重要性を強調した。
ブラックロックのリーダー氏は、イールドカーブは景気後退の指標にはならないと言う
Source: Bloomberg
ポートフォリオにクレジットリスクを加えたい投資家には他の取引があると言うリーダー氏は、格付け「AAA」のローン担保証券(CLO)や連邦機関の保証のない住宅ローン証券(MBS)、新興国市場や欧州のクレジットに好機があるとみている。
「債券において、米国をポートフォリオの中核に据えないのはかなり難しい。しかし、欧州のクレジット、欧州の投資適格クレジット、欧州のハイイールド債をドルにスワップすれば、イールドカーブを大きく外れることなく、特にドル建て投資家としては、非常に高い利回りで妥当な企業をたくさん買うことができる」と同氏は説明した。
リーダー氏は5月末に投入した同氏初のETF「ブラックロック・フレキシブル・インカムETF(BINC)」についても語った。同ファンドは、ハイイールド債や新興国債券、証券化商品など「手が届きにくい」債券セクターに主に配分することで、長期的な収益を目指すという。
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