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概要:米石油大手エクソンモービルが28日発表した2023年第2・四半期決算の純利益は78億8000万ドルと、前年同期比で56%減った。1株当たり利益は1.94ドルと、リフィニティブEikonのデータによる市場予想の2.01ドルを下回った。
米石油大手エクソンモービルが28日発表した2023年第2・四半期決算の純利益は78億8000万ドルと、前年同期比で56%減った。1株当たり利益は1.94ドルと、リフィニティブEikonのデータによる市場予想の2.01ドルを下回った。(2023年 ロイター/Sergio Moraes)
[ヒューストン 28日 ロイター] - 米石油大手エクソンモービルが28日発表した2023年第2・四半期決算の純利益は78億8000万ドルと、前年同期比で56%減った。1株当たり利益は1.94ドルと、リフィニティブEikonのデータによる市場予想の2.01ドルを下回った。
他の石油大手と同様にエネルギー価格の急落と燃料販売マージンの低下が響いた。米シェブロン、英シェル、仏トタルエナジーズはそれぞれ48%、56%、49%の減益だった
石油大手は、ロシアのウクライナ侵攻を受けた石油・ガス価格の高騰で前年同期に利益が急騰していた。ただ、エクソンの純利益は過去最高(178億5000万ドル)だった22年第2・四半期を除くと、23年は第2・四半期としては過去10年超で最も高水準だった。コスト削減と収益性の低い資産の売却が業績を下支えした。
エネルギー製品部門の利益は23億ドルと、第1・四半期から19億ドル減少した。
エクソンは決算発表文で「天然ガス価格と精製マージンの低下が利益に悪影響を与えた」とし、「ロシアの供給懸念が和らいだことでディーゼル燃料のマージンが、好調だった第1・四半期と比べて減った」と説明した。
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