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概要:アドバイザリー業務に特化した米投資銀行、PJTパートナーズは、ここ8年間で従業員数を3倍に増やした後も、採用を継続する「かなり重要」な計画を掲げている。ポール・トーブマン最高経営責任者(CEO)が1日明らかにした。
アドバイザリー業務に特化した米投資銀行、PJTパートナーズは、ここ8年間で従業員数を3倍に増やした後も、採用を継続する「かなり重要」な計画を掲げている。ポール・トーブマン最高経営責任者(CEO)が1日明らかにした。
トーブマン氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「成長する絶好の機会だと捉えている」と述べ、今年は採用が記録的となり、3-5年後には同行の規模が一段と拡大するだろうと説明した。プレゼンテーション資料によると、PJTの4-6月(第2四半期)末の従業員数は920人強。
PJTパートナーズのトーブマンCEO、3-5年後には同行の規模が一段と拡大するだろうと語る
Source: Bloomberg
企業の合併・買収(M&A)が最近低迷し、大手行が人員削減を余儀なくされる一方で、PJTなど中小行は採用を積極化している。PJTと幾つかの競合行には、ゴールドマン・サックス・グループやバークレイズ、クレディ・スイスなどのシニアスタッフから履歴書が殺到しているという。
トーブマン氏(62)は、業界の低迷が採用の助けになっていると語る。「優秀な人材の採用のためには、M&Aの減速が必要だ」とし、そうなればトップクラスのバンカーがオファーに応じようとするからだと話した。同氏は今から年末にかけてM&Aの状況が「急変」し、新たなチームメンバーが力を発揮する機会になると期待している。
トップバンカー採用ラッシュの中、PJTの夏季インターン候補者は厳しい競争に直面している。トーブマン氏によれば、PJTは毎年1万人近い応募者のうち1%程度しか受け入れておらず、全世界のインターン枠は約100人だという。
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