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【欧州市況】株は大幅安、米格下げに反応－ドイツ債は上げ幅縮小
概要：２日の欧州株は下落。約１カ月ぶりの大幅安となった。格付け会社フィッチ・レーティングスによる米国の格下げが幅広いリスクオフトレードを促した。
２日の欧州株は下落。約１カ月ぶりの大幅安となった。格付け会社フィッチ・レーティングスによる米国の格下げが幅広いリスクオフトレードを促した。
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ストックス欧州600指数は1.4％下落。業種別株価指数は全面安で、指数構成銘柄の88％が値下がりした。
Ｍ＆Ｇウェルス・インベストメンツのシャンティ・ケレメン最高投資責任者（ＣＩＯ）は「フィッチの動きはどちらかと言えば象徴的なものだ」と指摘。「根拠を論じるのは難しいが、確かにサプライズだった。フィッチは米国が年内に軽度のリセッション（景気後退）に陥るとの見通しを示した。われわれはその見方には同意しない。米国経済の成長は堅調に推移すると確信している」と述べた。
欧州債市場では、ドイツ債に安全逃避需要の買いが入ったが、米民間雇用者数の増加が予想以上だったことを受けてその動きは後退した。利回り曲線はスティープ化を維持した。
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短期金融市場では欧州中央銀行（ＥＣＢ）による引き締め見通しが後退した一方で、緩和観測は強まった。
市場が織り込むＥＣＢのピーク金利は年末で3.90％。前日からは１ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）低下した。来年については計72ｂｐの利下げが見込まれ、前日の68ｂｐから拡大した。
英国債は小幅高。利回り曲線はツイストスティープ化した。イングランド銀行（英中央銀行）が３日発表する金融政策判断を控え、市場が織り込む利上げ幅は33.5ｂｐと、前日の34.5ｂｐからやや低下した。来年２月に達すると予想されるターミナルレートは７ｂｐ低下し、5.83％となった。
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