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概要:テック業界の中でもエンジニアの報酬が高額な企業といえば、長らくメタ、グーグル、アップルなどのビッグテックが上位を占めていました。しかし今では、こうした超大手のテック企業よりも小規模企業のほうがエンジニアに対して高額な報酬を提示していることが分かりました。
大手テック企業は、業界で特に経験豊富なエンジニアに対して高額報酬を用意している。
ここ数年、最大手テック企業の間では、あらゆるレベルの技術職、特にエンジニアの獲得競争が激化しており、報酬が驚くほど高騰していた。経験の浅いエンジニアが、メタ(Meta)やグーグル(Google)で、6桁(数十万ドルの単位)を優に超える報酬交渉をすることもよくあった。
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エンジニア報酬上位、ビッグテックでランクインは1社のみ
テック業界の給与に関する大規模データベースを持つlevels.fyiの新たなレポートによると、緊縮財政のテック新時代においては、同じエンジニアであっても大手企業より小規模企業でのほうが高い報酬を得られる可能性が高いという。特にAIやAR/VRなど、話題分野で働くエンジニアであればなおさらだ。
levels.fyiの調べによると、2023年上半期に経験年数15年未満のエンジニア報酬が上位ランクインしたのは、有名テック企業の中ではネットフリックス(Netflix)だけだった。ネットフリックスのL4レベル(経験2年以上)エンジニアの報酬中央値は31万2000ドル(約4370万円、1ドル=140円換算)、L5レベル(経験5年以上)エンジニアは中央値で55万ドル(約7700万円)の報酬を得ていた。
メタが2023年上半期に唯一、トップ7に食い込んだのは、テック分野でおおむね15年以上の経験を持つ主任クラスエンジニアの報酬だけだった。メタがこのレベルの社員に支払う報酬中央値は97万8000ドル(約1億3700万円)と、100万ドル近い。
メタは2022年、経験年数10年前後のエンジニアにとってもトップクラスの高報酬企業だったのだが、状況は変わってきている。メタは現在、ザッカーバーグが「効率化の年」と名付けた大量解雇とコスト削減の真っ只中だ。
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グーグルは2023年のリストにはまったく記載がなく、アップル(Apple)やマイクロソフト(Microsoft)といった他の大手テック企業も見当たらない。この3社はいずれも、2022年と2021年のリストには記載されていた。
報酬上位はOpenAI、Brexら
現在、報告書に記載されている最高報酬企業の大半は小規模企業だ。
若手エンジニアの報酬における最高額は、データの分析・管理を行う約5000人規模のデータブリックス(Databricks)で、報酬中央値は約27万5000〜58万5000ドル(約3850万〜8190万円)だ。
下級レベルのエンジニアから主任クラスまで一貫して最高水準の報酬を支払っている唯一の企業はストライプ(Stripe)だ。報酬中央値はキャリアの浅いエンジニアで21万7000ドル(約3000万円)、10年以上の経験を持つエンジニアで94万5000ドル(約1億3230万円)となっている。
Brexのヘンリック・デュブグラス共同CEO。
Brex
ロブロックス(Roblox)も、経験年数5~10年という中堅エンジニアへの報酬水準は高く、報酬中央値は37万〜68万3000ドル(約5180万〜9500万円)だ。
levels.fyiによると、この高額報酬リストに新たにランクインした企業も何社か存在する。
法人向けクレジットカードや経費管理ツールを提供するブレックス(Brex)が、5年以上の経験を持つエンジニアに支払う報酬中央値は45万ドル(約6300万円)だ。また、オンライン・マーケットプレイスのクーパン(Coupang)は、同レベルのエンジニアに49万ドル(約6860万円)を提示している。
生成AIのChatGPTを運営するOpenAIもまた、このリストに新たに登場した1社だ。報酬中央値は経験年数10年のエンジニアが92万5000ドル(約1億2950万円)と、このレベルのエンジニア給与としてはテック業界最高値だ。同社はまた、最近のテック業界の中では珍しく、分かりやすい給与体系を採用している。
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