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概要:米国債への資金流入が記録的なペースで伸びている。数カ月ぶり高水準にある一部の利回りを求め、投資家が現金と債券に資金を注ぎ込んでいるためだと、バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストは指摘する。
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2023年8月11日 21:56 JST
米国債への資金流入が記録的なペースで伸びている。数カ月ぶり高水準にある一部の利回りを求め、投資家が現金と債券に資金を注ぎ込んでいるためだと、バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストは指摘する。
マイケル・ハートネット氏率いるBofAのストラテジストがEPFRグローバルのデータを基にまとめたリポートによれば、9日までの1週間にキャッシュファンドへの資金流入は205億ドル(約2兆9600億円)。債券へは69億ドルが流入した。株式ファンドは3週間ぶりの資金流出となり、16億ドルが引き揚げられた。
米国債への資金流入は年初来1270億ドル、年率ベースでは過去最高の2060億ドル。債券の投資妙味がまだ顕在であることを旺盛な需要が示している。
投資家はまた、高金利を生かそうとマネーマーケットファンドにも資金を投入している。マネーマーケットファンドの総額は過去最高に膨らんだ。
ハートネット氏は今年上昇した資本コストは厳しいリセッション(景気後退)がない限り下がることはなく、株価に打撃を与える可能性があると述べた。
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