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ＥＣＢ、現時点で追加利上げの正当な理由ない－ビルロワドガロー氏
概要：欧州中央銀行（ＥＣＢ）が現時点でこれ以上の利上げに踏み切る根拠はないと、政策委員会メンバーのビルロワドガロー・フランス銀行（中銀）総裁が独紙ハンデルスブラットに語った。
ＥＣＢ政策委員の数人は、今後数カ月の間に追加的な行動が正当化されるような物価への衝撃が新たに起きない限り、ＥＣＢの金利は恐らくピークに達していると示唆している。製造業に続きサービス業も失速しつつあるユーロ圏経済を巡る懸念も増している。
ただ、ビルロワドガロー氏は「昨年冬に多くが懸念した最悪のハードランディングシナリオには直面していない」と述べ、「ＥＣＢの金融政策はいまやユーロ圏のソフトランディングを目指すべきで、それが可能だと確信している。われわれはインフレを抜け出す。リセッション（景気後退）に陥ることなしに、恐らくそれを果たせるだろう」と続けた。
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