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概要:6日の米株式相場は反発。S&P500種株価指数は週間ベースでは5週間ぶりの上昇となった。この日は全米自動車労組(UAW)が土壇場でストライキ拡大を見送ったことも市場のセンチメント改善につながった。
9月雇用者数は予想大幅に上回る伸び、追加利上げに傾斜へ
米10年債利回りは週間ベースで20bp余り上昇
6日の米株式相場は反発。S&P500種株価指数は週間ベースでは5週間ぶりの上昇となった。この日は全米自動車労組(UAW)が土壇場でストライキ拡大を見送ったことも市場のセンチメント改善につながった。
UAWがスト拡大を見送り、GMから譲歩勝ち取る-協議進展
株式 | 終値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
S&P500種株価指数 | 4308.50 | 50.31 | 1.18% |
ダウ工業株30種平均 | 33407.58 | 288.01 | 0.87% |
ナスダック総合指数 | 13431.34 | 211.51 | 1.60% |
最大の注目材料だった9月雇用統計では、非農業部門雇用者数が市場予想を大幅に上回る伸びとなり、米金融当局による追加利上げの論拠を強める格好となった。
9月米雇用者数、予想大幅に上回る伸び-追加利上げの論拠強まる
ただ、ABNアムロのエコノミストチームは、単月のデータを過大評価することに警鐘を鳴らし、「全体像はむしろ『ゴルディロックス』的であり、雇用の力強い伸びと継続的なディスインフレが共存している」と指摘。「われわれは米政策金利がピークに達し、7月が今サイクル最後の利上げだったと引き続き考えている」とした上で、「むしろ、最近の国債利回り急上昇によって米金融当局は追加利上げを控えるとの確信を強めている。利回りの上昇は金融条件の大幅な追加的引き締めを意味するからだ」と述べた。
一方、プリンシパル・アセット・マネジメントのチーフ・グローバル・ストラテジスト、シーマ・シャー氏はこれとは異なる見方を示す。「経済がほとんど手に負えないほど過熱しており、米金融当局が追加利上げで対応する必要があることを示唆するだけでなく、過去数週間にわたって債券市場を不安に陥れてきた「より高くより長く」のシナリオを補強する」と述べた。
9月米雇用統計、「手に負えないほどの過熱」示唆-市場関係者の見方
アリアンツの首席経済顧問を務めるモハメド・エラリアン氏も慎重姿勢を崩していない。9月の雇用統計はリセッション(景気後退)を予想する声と「整合している」と同氏は指摘。非農業部門雇用者数の伸びについて「現時点で米経済には明るいニュースだ」としつつ、「市場と金融当局にとっては悪いニュースだ。金融当局は今回の統計を好ましい内容とは受け止めないだろう。長期的に見た場合、最終的に経済にとっても悪いニュースとなる可能性がある」と述べた。
「何かが壊れる可能性高い」、力強い米雇用統計受け-エラリアン氏
国債
米国債利回りは雇用統計発表直後に急伸。10年債利回りは一時17ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の4.89%、30年債の利回りは一時16bp上昇の5.05%と、それぞれ2007年以来の高水準に達した。ただ、その後は上げ幅を削る展開。
国債 | 直近値 | 前営業日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 4.96% | 7.0 | 1.43% |
米10年債利回り | 4.79% | 7.6 | 1.61% |
米2年債利回り | 5.08% | 6.3 | 1.26% |
米東部時間 | 16時47分 |
10年債利回りと30年債利回りは週間ベースではともに20bpを超える上昇と、昨年12月以来の大幅高となった。
それに比べると短期債利回りの上昇は限定的。先物トレーダーは連邦公開市場委員会(FOMC)が12月会合で政策金利を0.25ポイント引き上げる確率を50%強とみている。11月は利上げ見送りの可能性が高いとみられている。
原油
ニューヨーク原油先物相場は反発。ただ、週間では9%下げ、3月以来の大幅安となった。追加利上げの可能性が金融市場を混乱させ、現物市場でのタイトな状況を打ち消す格好となった。
追加利上げや金利高止まりへの懸念が強まっていることが、最近の原油安の背景にある。同時に、テクニカルな売りやアルゴリズムに基づいた取引も下げにつながった。
ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油は週間では8ドル下落。8月以来の安値を付ける場面もあり、サウジアラビアとロシアの供給削減継続による上昇分を帳消しにした。
スポット価格はニューヨーク時間午後2時2分現在、前日比0.6%高の1オンス=1831.59ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は13.40ドル(0.7%)上昇し、1845.20ドルで引けた。
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