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ＩＭＦ総会、途上国債務協議へ－貸し手負担など意見隔たり大きく
概要：債務国がデフォルト（債務不履行）に陥った場合に、貸し手側の負担をどのように公平にするかなどを巡り、世界の債権者らの意見の隔たりが大きくなっている。国際通貨基金（ＩＭＦ）が主導する円滑なソブリン債再編の取り組みを妨げる要因にもなっている。
国際機関が足並みをそろえて債務再編の簡素化・迅速化の方策を探る中、「グローバルソブリン債務円卓会議」と呼ばれるグループの会合が開かれる。米国債利回りの大幅上昇で途上国債券の需要が抑制され、一部ではデフォルトに近づく恐れもある。
国際金融協会（ＩＩＦ）のマネジングディレクター、ソニア・ギブズ氏は、「このグループが何を達成し得るのか現実的になる必要がある」と指摘。「根本的な問題は債務再編が非常に複雑だということだ。特効薬はないのに、それを期待すべきではない」と話す。
ギブズ氏は今回の会合について最新の進捗状況の報告が目的であり、具体的な合意のスケジュールとしてはワシントンで来年開かれるＩＭＦ春季会合がより現実的だとの見方を示した。
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