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概要:24日の欧州株は反発。6営業日ぶりに上昇した。仏高級品ブランド、エルメス・インターナショナルなど企業の決算に明るさが見られ、ユーロ圏民間部門の活動低迷による影響を打ち消した。
24日の欧州株は反発。6営業日ぶりに上昇した。仏高級品ブランド、エルメス・インターナショナルなど企業の決算に明るさが見られ、ユーロ圏民間部門の活動低迷による影響を打ち消した。
ユーロ圏10月総合PMIは3年ぶり低水準、リセッション入りの可能性
ストックス欧州600指数は0.4%高。鉱業株が上げを主導、一般消費財も値上がりした。一方、銀行株は下落。英銀バークレイズは投資銀行部門の収入が予想を下回ったほか、2四半期連続で国内事業の見通しを引き下げたことが嫌気され、大きく売られた。
英銀バークレイズ、投資銀行収入が再び予想下回る-コスト削減示唆
債券
欧州債では、米国で発表された総合購買担当者指数(PMI)が市場予想を上回り、それに先駆けて発表された英総合PMIも予想以上だったことを受け、ドイツ債が上げ幅を縮小。朝方には独GfKの消費者信頼感指数や同国の総合およびサービス業PMIが低調で、一時買い進まれていた。
短期金融市場では引き続き欧州中央銀行(ECB)が今週の政策判断で金利を据え置くとみられている。年末までに想定される利上げは2.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)。来年については計73bpの利下げが織り込まれている。利下げの織り込み幅は今月12日以来の大きさ。前日から5bp拡大した。
英国債も上げを削る展開。来週のイングランド銀行(英中央銀行)の利上げは3bp、来年3月のピーク水準まででは計10bpの利上げを市場は織り込んでいる。来年末までに見込まれている利下げ幅は計50bp。
10月24日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
株 | 終値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
ストックス欧州株600 | 435.09 | +1.91 | +0.44% |
英FT100 | 7,389.70 | +14.87 | +0.20% |
独DAX | 14,879.94 | +79.22 | +0.54% |
仏CAC40 | 6,893.65 | +43.18 | +0.63% |
債券 | 直近利回り | 前営業日比 |
---|---|---|
独国債2年物 | 3.10% | -0.04 |
独国債10年物 | 2.83% | -0.05 |
英国債10年物 | 4.54% | -0.06 |
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