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概要:米生命保険会社プルデンシャル・ファイナンシャルは、コスト抑制を目指し、243人を削減する方針だ。同社の数年にわたる改革の新たな措置となる。
2023年11月2日 14:31 JST
今回の取り組みで管理職層の3分の1が削減される見通し-社内文書
「不必要な複雑さは当社のスピードを低下させる」-ローリーCEO
米生命保険会社プルデンシャル・ファイナンシャルは、コスト抑制を目指し、243人を削減する方針だ。同社の数年にわたる改革の新たな措置となる。
同社は今回の取り組みによって管理職層の3分の1が削減されると見込んでいると、チャーリー・ローリー最高経営責任者(CEO)が従業員宛ての社内文書で指摘。ブルームバーグが同文書を確認した。今回の削減は、さまざまなレベルのシニアバイスプレジデントやバイスプレジデントが対象になるという。
ローリーCEOは同文書で「不必要な複雑さは当社のスピードを低下させるほか、営業コストを増大させる」とし、「そのため、シニアリーダー数の大幅削減を皮切りに、組織設計を簡素化する包括的な取り組みに着手した」と説明した。
同社がニュージャージー州に提出した届け出によると、従業員243人が対象となる見通し。
社内文書によると、今回の人員削減は「これらのレベル以下の限られた人数の変更」とともに数日中に発表される予定。同社はこの文書の内容を確認した。
一方、プルデンシャルが1日発表した7-9月(第3四半期)決算では、1株利益が3.44ドルと、アナリスト予想を上回った。
ローリーCEOは発表資料で「われわれは引き続き、市場感応度の引き下げ、資本効率の向上、より良い顧客サービスを提供する能力の強化、持続的な成長促進に向けた営業モデルの最適化といった戦略を実施した」と説明した。
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