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概要:米連邦公開市場委員会(FOMC)が数十年ぶりの積極的な利上げ策の終了に近づいていることから、米国債売りは終わりに近いようだ。
2023年11月2日 9:53 JST
調査対象のほぼ半数、米金融当局の追加利上げ予想せず
市場を動かす中心的役割は金融政策から連邦財政にシフト
米連邦公開市場委員会(FOMC)が数十年ぶりの積極的な利上げ策の終了に近づいていることから、米国債売りは終わりに近いようだ。
同時に、米国債市場を動かす中心的な役割は金融政策から連邦政府の財政赤字の規模という別の要因にシフトしそうだ。1日のFOMC政策決定後に実施したブルームバーグ「マーケッツ・ライブ(MLIV)パルス」調査でこうした市場の見方が示された。
1日の米国債相場はこうした楽観論が強まる中、今年最大級の上昇を記録。10年債利回りは約20ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し4.73%と、3月以来最大の下げ幅となった。
トロウ・キャピタル・マネジメントの創業者、スペンサー・ハキミアン氏は、「2024年に向けて、米国債のリスク・リターンはまずまずだ。経済活動が減速し利下げが実現すれば特にそうだ」と述べた。
調査回答者160人のうち半数近くが米金融当局の追加利上げを予想しないとし、今のサイクルの次の動きは景気減速に伴う政策緩和だと予測した。
1980年代初頭以降で最も急激な米利上げを背景に、米債券相場は前例のない3年にわたる下落局面にあるが、今回の調査で示された見方は、この下げ局面に終止符が打たれようとしているとの楽観論の広がりを浮き彫りにした。
急激な利上げで債券価格は大幅下落し、10年債利回りは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)期の底から4ポイント余り上昇した。現在の水準は、利回りが再び上昇に転じた場合に価格への打撃を和らげるのに十分な利払いをもたらすと広く受け止められている。
PGIMフィクスト・インカムのグレッグ・ピーターズ共同最高投資責任者(CIO)はブルームバーグテレビジョンの番組で、「今の債券市場には途方もない価値がある」とコメント。だが、長期金利が短期金利を下回るイールドカーブ(利回り曲線)の形状を考えると、長期債を「急いで」買う必要はないとも述べた。
MLIVパルス調査はFOMCの決定発表直後にブルームバーグの端末ユーザーを対象にブルームバーグの「マーケッツ・ライブ」チームが実施した。MLIVブログは同チームが運営している。
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