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サウジとロシア、年末まで供給削減継続と確認－中東情勢で相場変動
概要：サウジアラビアとロシアは５日、日量100万バレル超の原油供給削減を年末まで継続する方針を改めて確認した。中東情勢で相場の変動は大きくなっている。
2023年11月6日 9:54 JST
サウジは日量100万バレルの自主減産、ロシアが30万バレル輸出削減
サウジ、来月に生産見直し「減産延長か削減拡大、または増産」検討
サウジアラビアとロシアは５日、日量100万バレル超の原油供給削減を年末まで継続する方針を改めて確認した。中東情勢で相場の変動は大きくなっている。
石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）と非加盟の主要産油国で構成する「ＯＰＥＣプラス」の協調減産に加え、サウジは日量100万バレルの自主減産を続ける一方、ロシアは同30万バレルの輸出削減を実施している。
国営サウジ通信（ＳＰＡ）が伝えた声明によると、サウジは来月に自国の生産量を見直した上で、「減産の延長か削減拡大、あるいは増産」を検討する見通し。
ロシアのノバク副首相も別の声明で、将来的な生産方針に関してサウジと足並みをそろえるコメントを発表した。
イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突が激化し、主要産油国の一角イランを巻き込んだ紛争に発展するのではないかとの懸念を背景に、原油相場の変動はこの数週間大きくなっている。北海ブレント先物は３日、ロンドン市場で１バレル＝85ドルを割り込んで取引を終了した。
ＯＰＥＣプラスは今月26日に閣僚会合を開き、2024年の政策を検討する。
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