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概要:米財務省が13日公表したデータによると、公的債務に対する10月の利払い額は889億ドル(約13兆4800億円)と、前年同月比87%急増した。国債利回りの上昇を受けて、政府のコスト負担が大きく膨らんだことを示した。
2023年11月14日 6:36 JST
10月の米財政赤字、繰り延べの税収が寄与し縮小
米政府の金利コスト、米国債利回りの上昇が押し上げ
米財務省が13日公表したデータによると、公的債務に対する10月の利払い額は889億ドル(約13兆4800億円)と、前年同月比87%急増した。国債利回りの上昇を受けて、政府のコスト負担が大きく膨らんだことを示した。
新会計年度が始まった10月の財政赤字は利払いの急増にもかかわらず、24%減の666億ドル。日数調整後では財政赤字は4%縮小した。
米財政収支、10月は666億ドルの赤字-市場予想650億ドルの赤字
赤字縮小の主な要因は税収が異常に多かったことだ。財務省関係者によると、昨年度の4月から9月までにカリフォルニア州や一部地域で繰り延べられた税金が、新年度の10月に繰り越されたことで税収が大きく押し上げられた。
米財務省のデータによると、債務残高の合計に対する加重平均金利は10月末時点で3.05%。2010年以来の高水準で、1年前から87ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。米7年債利回りは13日午後の時点で約4.68%だったのに対し、2019年までの10年間の平均は2.04%だった。
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