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概要:英国の賃金は上昇ペースが急減速した。景気低迷に伴う労働市場の冷え込みがあらためて示唆された。
英国の賃金は上昇ペースが急減速した。景気低迷に伴う労働市場の冷え込みがあらためて示唆された。
英政府統計局(ONS)の12日発表によれば、賞与を除く平均賃金は10月までの3カ月間で前年同期比7.3%増加。9月は同7.8%増だった。エコノミスト予想では7.4%増が見込まれていた。伸び率が前月比で0.5ポイント落ち込んだのは過去2年で最大だった。
イングランド銀行(英中央銀行)は1980年代以降で最も急ピッチの利上げを実施。今回の統計内容は、労働市場がもたらすインフレ圧力の抑制で、英中銀は十分対処してきたのではないかとの議論を後押しするとみられる。
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