ASIC、約3,500の詐欺サイトを閉鎖 消費者保護に向け監視を強化

ASICはデジタル技術を駆使した不正行為からオーストラリア国民を守るための取り組みを強化しており、2023年7月の開始以来、約3,500の投資詐欺サイトがASICの詐欺サイト取り締まり機能により取り締まられていることが、新たなデータにより明らかになった。

ASICの最新の執行・規制に関する最新情報では、ASICの投資詐欺撲滅活動や、消費者被害を最小化・防止するための監視活動、市場整合性、グリーンウォッシング、保険金詐欺の標的化、法律遵守の推進に重点が置かれていることが強調されている。

ASICのジョー・ロンゴ委員長は、「生活費の問題は、より多くのオーストラリア人が生活費を稼ぐ方法を探していることを意味し、詐欺師はそれを利用しようとすることに喜びを感じている。そのためASICは、投資詐欺を宣伝の根源で阻止し、疑うことを知らない消費者をおびき寄せる前にインターネットから排除しています。

私たちはすでに、大手銀行が詐欺を検知、防止、対応する方法を調査し、その結果、ASICはすべての金融機関がアプローチを改善するための措置を講じることを期待するようになりました。我々は今、より広範な銀行とスーパーアニュエーション受託機関に目を向け、彼らが会員や顧客を略奪的な詐欺師から守るために全力を尽くしていることを確認している」。

ロンゴ氏はまた、ASICの規制・執行部門全体で大きな成果があったことを指摘し、今後のさらなる対策を示唆した。

2023年12月31日までの半期において、ASICは約6,000万ドルの民事罰と9件の刑事有罪判決を獲得した。新たに83件の調査を開始し、新たに19件の民事訴訟を開始し、19人を刑事告発し、350件近いサーベイランスを完了した。ASICはほぼ毎日、オーストラリア全土の裁判所や役員室に出入りしています。

オーストラリア国民は、今後数ヶ月間、ASICによる重要な規制および監視活動を期待し続けることができる。我々は、金融機関のハードシップ義務の遵守方法、銀行がファースト・ネーションの消費者が低手数料の口座を利用できるようサポートする方法、スーパーアニュエーション受託機関が死亡給付金請求の処理方法など、重要な加入者サービスを提供する方法を精査している。我々は、金融システムが全てのオーストラリア国民のために機能するよう、引き続き取り組んでいく」とロンゴ氏は締めくくった。