ブローカーニュース　3月22日〜3月28日

英国金融サービス補償スキーム (Financial Services Compensation Scheme： FSCS)の発表により、AFX Marketsの活動に対する初期評価を完了し、投資家が補償の対象となる可能性を示し、苦情やサービスのオンライン問い合わせを承認するために、近日中にクライアントに連絡するという。AFX Marketsで取引していた投資家は、AFX Marketsの倒産により700万ポンド以上の損失を被った。

*FSCSとは、外国為替証拠金取引業者が紛争を起こしたり、会社（ブローカー）が倒産したり、財務上の損失を被ったりした場合に、外国為替証拠金取引業者を保護·補償する仕組みのことで、英国のスポンサー制度です。

• 配当金過去最高記録

X-Trade Brokers社の取締役会は、同社の2020年の純利益2億1,010万PLN（5,470万ドル）を配当することを承認した。1株当たり1.79PLNの配当を承認しました。過去最高額の配当金でした。配当は4月30日に支払われる。

XTBの取締役会は、さらに、同社の純利益の残りである2億800万PLN相当を予備資金に充当することを決定しました。



• FCA注意喚起

英国金融行為監督機構（UK Financial Conduct Authority :FCA）は、FxPro Investブランドを管理するロンドンのBNKPro社になりすました詐欺サイトについて警告しました。

FCAによると、RealFXProは、FxPro Investの名前やその他の情報を流用し、https://realfxpro.com/、オリジナルのウェブサイトと似たデザインのウェブサイトを作成し、RealFXProが実際に認可された会社であることを見せか、詐欺行為が行われています。

また、そのほか今月警告を受けた企業の中には、金融サービスグループであるAT Global Markets (UK) Limitedの関連会社が意図した違法行為があったと警告しました。



年間収益

ロンドン証券取引所（LSE）に提出されたAlpha FX Group（LON: AFX）の報告書によると、グループの収益は前年の3540万ポンドから31％増の4620万ポンドとなり、外国為替のリスク管理から4000万ポンド以上の収益を得て、残りは代替銀行（alternative banking service）の収益となりました。税引前利益は27％増の1,710万ポンドと報告されています。この結果は、グループ会社の主なサービスである外国為替取引市場の需要が増加したことによるものです。



事業統合

eToroは、FinTech Acquisition Corpと合併してNasdaqに上場することを確認できました。eToroは、過去数ヶ月の間に多くのメディアが同社の株式上場計画を公表していたため、今回は確実であることとなりました。

統合後の企業はeToro Group Ltdの名称で運営され、株式価値は以前の報道で予想されていた通り、約104億ドルとなる見込みです。これにより、eToro社の企業価値は96億ドルとなります。



ステーブルコインの規制

ステーブルコインに対する規制を年内にも導入する方向で動いていることを、タイ中央銀行のシリリダ（Siritida Panomwon Na Ayudhya）副総裁が明らかにしました。タイの規制当局は、国外で作成されたバーツ建てのデジタル通貨であるTHTを取り上げ、ステーブルコインに対する懸念を表明した。このようなステーブルコインは、「タイの通貨システムに断片化をもたらし、タイ中央銀行が発行するバーツと代わり、競合する」可能性があると強調した。



新しいポンジスキーム

タイ特別捜査局（Department of Special Investigation of Thailand：DSI）は、新しいタイプの新しいポンジスキームタイプの「バイナリーオプション」について、警告を発表しました。タイ政府の承認を一切受けていない。詐欺手口としては、投資家はバイナリーマーケティングプランでヨーロッパの企業に投資を勧誘します。投資家は、会社からボーナスとリターンを受け取るためには、14日以内に4人を推薦して投資に参加しなければならない。特別捜査局は、投資を行う前に、ビジネスの実現可能性を検討する必要があります。