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概要:米国株式市場は6営業日ぶりに反落し、ダウ工業株30種は85ドル安で取引を終えた。大手ハイテク企業の決算発表や連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を控え、警戒感が広がった。
[ニューヨーク 27日 ロイター] - 米国株式市場は6営業日ぶりに反落し、ダウ工業株30種は85ドル安で取引を終えた。大手ハイテク企業の決算発表や連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を控え、警戒感が広がった。
7月27日、米国株式市場は6営業日ぶりに反落し、ダウ工業株30種は85ドル安で取引を終えた。ニューヨークで6月28日撮影(2021年 ロイター/Andrew Kelly)
ナスダック総合が下げを主導し、5月12日以来の大幅な下落率となった。ただ、主要3指数はいずれも取引終盤にかけて下げ幅を縮小し、この日の安値から大きく戻して引けた。
アップル、マイクロソフト、グーグルの親会社アルファベットは引け後の決算発表を控えて下落し、ナスダックとS&P総合500種を圧迫。週内に決算を発表するアマゾン・ドット・コムも売られた。
テスラは2%安。前日に発表した第2・四半期決算は売上高と利益が予想を上回ったが、世界的な半導体不足の状況は依然かなり深刻だと指摘した。
キングスビュー・インベスト・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ポール・ノルティ氏は「企業決算は好調になるだろうが、市場はそれ以上の期待をしている。今年下期について控えめな見通しを示す可能性もある」と語った。
同氏はまた、米上場の中国企業を巡る先行きも市場の警戒感を強めていると指摘した。中国本土での規制強化への懸念から、百度(バイドゥ)などは一段安となった。
27日から2日間の日程で始まったFOMCも不透明要因となっている。投資家は緩和縮小の開始時期に関する手掛かりに注目している。
セクター別では、市場のリスクオフムードを反映して不動産や公益事業などディフェンシブ銘柄がアウトパフォームした。
インテルは2.1%安。同社は前日、ファウンドリー(半導体受託生産)事業のロードマップ(行程表)を公表し、クアルコムとアマゾンが最初の主要顧客になると明らかにした。
28日の取引開始前に決算を発表するマクドナルドは1%高で引けた。
米取引所の合算出来高は103億6000万株。直近20営業日の平均は98億6000万株。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.87対1の比率で上回った。ナスダックでは2.65対1で値下がり銘柄数が多かった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 35058.52 -85.79 -0.24 35078.90 35078.90 34878.07
前営業日終値 35144.31
ナスダック総合 14660.58 -180.14 -1.21 14807.95 14811.08 14503.76
前営業日終値 14840.71
S&P総合500種 4401.46 -20.84 -0.47 4416.38 4416.38 4372.51
前営業日終値 4422.30
ダウ輸送株20種 14446.56 -326.14 -2.21
ダウ公共株15種 920.94 +16.54 +1.83
フィラデルフィア半導体 3215.97 -60.95 -1.86
VIX指数 19.36 +1.78 +10.1
S&P一般消費財 1470.72 -17.24 -1.16
S&P素材 518.29 +0.72 +0.14
S&P工業 870.98 -4.66 -0.53
S&P主要消費財 740.06 +1.60 +0.22
S&P金融 606.18 +0.29 +0.05
S&P不動産 291.62 +2.36 +0.81
S&Pエネルギー 372.54 -3.80 -1.01
S&Pヘルスケア 1528.70 +6.67 +0.44
S&P通信サービス 274.97 -2.94 -1.06
S&P情報技術 2685.52 -27.27 -1.01
S&P公益事業 339.73 +5.75 +1.72
NYSE出来高 9.26億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 27615 - 295 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 27590 - 320 大阪比
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